ＯＰＥＣプラス 日量200万バレル減産を維持【モーサテ】（2022年12月5日）
107ＯＰＥＣ＝石油輸出国機構とロシアなどの非加盟国で構成する「ＯＰＥＣプラス」は４日、閣僚級会合を開き原油を日量200万バレル減産する現行の計画を維持することを決めました。中国のゼロコロナ政策などの影響で世界の景気減速への懸念が強まる中、ＯＰＥＣプラスは世界需要の２％に当たる日量200万バレルの大幅減産を決定した、前回、10月の会合の方針を継続した形です。また、Ｇ７＝主要７ヵ国とＥＵ＝ヨーロッパ連合、オーストラリアがロシア産の原油に１バレル＝60ドルの上限価格を設ける制裁を５日以降、発動しますがこれについてＯＰＥＣプラスは声明では直接触れず、供給や原油相場への影響を見極める考えです。一方、ロシアのノバク副首相は４日、国営テレビとのインタビューでロシア産原油の上限価格を設定する国に対して原油を輸出しない方針を示しました。また、上限価格の設定を禁止する手段を検討していることも明らかにしました。
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