『FF14』ネタバレ全開の『漆黒のヴィランズ』秘話を吉田P/Dが赤裸々に語る(後編)。“希望の園エデン”は作りながら結末の展開を決めた!?
2021年5月25に公開されたパッチ5.55をもってストーリーの完結を迎えた『ファイナルファンタジーXIV』(以下、『FFXIV』)の拡張パッケージ『漆黒のヴィランズ』。その感動の理由やプレイヤーを引き付けた謎を解き明かすべく行った、プロデューサー兼ディレクターの吉田氏にインタビュー。
前編では『漆黒のヴィランズ』のメインストーリーを軸にさまざまな言葉を引き出したが、後編ではメインシナリオ以外のコンテンツやバトルを中心にうかがっていく。なお、後半もストーリー関連のネタバレが満載なので、まだ各コンテンツの物語を最後まで体験していない方は細心の注意を払いつつ読み進めてほしい。
※インタビュー前編はこちら
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吉田直樹(よしだ なおき)
スクウェア・エニックス 取締役執行役員 第三開発事業本部長。『ドラゴンクエスト』シリーズ初のアーケードタイトルである『ドラゴンクエスト モンスターバトルロード』シリーズのゲームデザインとディレクションを担当。2010年12月に『ファイナルファンタジーXIV』のプロデューサー兼ディレクターに就任。現在、『ファイナルファンタジーXVI』のプロデューサーも兼任している。
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ガレマール帝国をめぐるサブストーリーをふたつ用意した狙い
ガイアは完全な敵として現れる可能性もあった
ミーシィヤの処分を決める選択肢の真相
クエストインスタンスバトルはより精緻なクエストインスタンスコンテンツに進化を遂げた
“なりきりNPC”のバトルが生まれた経緯は?
バトルコンテンツに物語性を盛り込むことの難しさ
これから先もプレイヤーと手を携えて『FFXIV』を作り上げていく
ガレマール帝国をめぐるサブストーリーをふたつ用意した狙い
──5.xシリーズでは、ウェルリト戦役をはじめとするサブストーリーも、メインシナリオに細かく関係してきます。これらはメインシナリオと同時進行する、もうひとつの本編とも言える作りだと思うのですが、この方向性は当初の段階から決まっていたことなのですか?
吉田『暁月のフィナーレ』でガレマール帝国について語るのか、あるいは一足飛びにハイデリン・ゾディアーク編を完結させるのかという問題は、『漆黒のヴィランズ』の開発終盤くらいから考え始めていました。べつに悩んでいたという感じでもなく、僕はその時期からつぎの展開を決めておかなければならない立場なので、自然と頭がそちらの方向に向かった感じです。いずれにせよ、ガレマール帝国だけで拡張パッケージを1本作るのはしんどいだろうなと。
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