FM TOWNS版「オルゴール サイキック・ディテクティブ・シリーズ vol.4」 DAPS リプレイ (エミュレータ「津軽」動作確認テスト)
暑い夏だった、亡者さえも地獄の底から蘇ってきそうな暑い夏。
人の心の中にダイブするという特殊能力を持つ探偵、降矢木和哉の事務所に影藤智名子と名乗る喪服の女が訪ねてくる。数か月前に亡くなった建築家「影藤秀郷」の妻だというその女は、当家に代々伝わる市松人形を盗もうとする者から人形を守ってほしいという奇妙な依頼を頼み、降矢木は智名子の住む奇談亭を訪れるが、そこで智名子が見せてきた写真に写る男女5人と出会う。
依頼主である智名子本人が現れないまま新たな来客も訪れ、奇談亭に夜が訪れる。
そして突如として事件が発生し・・・
1991年4月5日にデータウェストから富士通のパソコン「FM TOWNS」用に発売されたサイコアドベンチャー「オルゴール サイキック・ディテクティブ・シリーズvol.4」のDAPSリプレイ(ゲームのシナリオをダイジェストで自動再生)した動画
突拍子もない展開が次々と起こり支離滅裂な電波シナリオかと思わせ、終盤になると怒涛の展開で物語は意外な展開を迎え、タイトルにもなっているオルゴールの悲しい音色を響かせながら哀愁の幕を閉じる怪作。
予算の都合で声優を用意できずにアナウンス業の人が声を担当しているという話があり、棒読みかつ珍妙な言い回しの台詞が乾いた笑いも誘うが、それがかえってこのサイコな世界観をより一層引き立たせている。
なお、セル画・アニメーション担当は有限会社時代の京都アニメーション。
FM TOWNSエミュレータ「津軽」にてゲーム本編は問題がないのに、DAPSリプレイにて桜沢加奈子が車の窓を開けるシーンでフリーズする現象(実機でもMA,MX,ME,MF,Freshで発生するらしい)があったので修正できるかテスト(2023年7月22日の最新ソースでCDセクタの読み込み速度を軽減)。音楽のテンポがおかしい場面はあるが最後まで再生可能。
確定ではないが、どうも白TOWNSや津軽エミュはCD読み込み速度が速すぎるのが原因かもしれない。
0:00 DATAWESTロゴ
0:40 暑い夏だった
3:19 どこまでも果てしなく続く田園風景
4:04 奇談亭到着
7:40 事件発生
9:48 ヒドイシ二カタネー
11:52 停電発生
16:48 コワイヨー
18:32 虎は死して皮を残すというが山田は死して悪臭を残す
19:26 ムゴイカップル分け
22:46 この緊張感のない足は・・・
24:00 新たな犠牲者
25:46 犯人捜し
27:22 心象世界
31:01 市松人形
34:15 真相
41:20 スタッフロール
#FMTOWNS #京都アニメーション #斉藤康仁