NHK ｜【解説】なぜイスラエル軍の戦闘はシリアなど周辺国へと拡大している？背後にいるのは「イラン」と「アメリカ」｜キャッチ!世界のトップニュース
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イスラエル軍の動きについてイスラエルのガラント国防相は「イスラエルは多方面で戦争を続けている」と述べました。
そのことばどおり、戦闘の余波は周辺に拡大を続けています。
ガザ地区以外に緊張状態が続いている地域があります。
イスラエル北部とレバノンの国境地帯。
イスラエルとハマスの戦闘が始まって以降、イスラエル軍と、レバノンのシーア派組織ヒズボラの攻撃の応酬が続いています。
次に、紅海。イエメンの反政府勢力フーシ派が、イスラエルに関係する船舶への攻撃を続け、
海運各社などはルートの変更を余儀なくされています。
そして、シリア。イスラエル軍は、シリアで活動していたイランの革命防衛隊の幹部を殺害しました。
いずれも背後にあるのは、イスラエルと敵対するイランの存在です。
イランの介入に警戒を強めているのが、イランと敵対し、イスラエルを支援するアメリカ。
イラクで、アメリカ軍はイラクの３つの施設に対し、無人機で空爆を行いました。
さらにアメリカは、紅海でイエメンのフーシ派が船舶への攻撃を繰り返していることを受けて、
航行の安全を守るためイギリスやバーレーンなどと有志連合を創設するなど対策に乗り出しています。
このように、イスラエルとハマスの戦闘は、アメリカとイランの対立関係を構図として抱えながら、周辺国に拡大しているのです。
イスラエルとハマスの戦闘が、アメリカとイランを巻き込んで中東情勢をよりいっそう複雑化させるのか？
「キャッチ!世界のトップニュース」望月麻美キャスターの解説です。
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【出演者】 望月麻美キャスター
【放送情報】NHK 総合 毎週月～金 午前 10：05～
キャッチ!世界のトップニュース https://www.nhk.jp/p/catchsekai/ts/KQ...世界各国はきょう、どのようなニュースを伝えているのか? ひとつのニュースでも、国が違えば視点も変わってきます。 日本時間の深夜から早朝にかけて次々と入ってくる世界の18の国と地域、21の放送局のニュースをお伝えし、キャスターが詳しく解説。世界の最新ニュースをキャッチする国際ニュース番組です。