下手っぴが懐かしむ「Out Run」 PCE版
『OUT RUN』は、セガ・エンタープライゼス (現在のセガ)が開発したドライブゲーム。
日本では1986年9月よりアーケードゲームとして稼働を開始。
アーケード版は本作用に開発した専用基板を使用している。
OUT RUN
ジャンル:レースゲーム
対応機種:アーケード
セガ・マークIII
セガ・マスターシステム
Amiga
Amstrad CPC
Atari ST
ZX Spectrum
コモドール64
MSX2
PC/AT互換機 (DOS)
PCエンジン
メガドライブ
ゲームギア
セガサターン
EZアプリ
PlayStation 2
Yahoo!ケータイ
ニンテンドー3DS
Nintendo Switch
開発元 :セガ・M2研
運営元 セガ
シリーズ:アウトランシリーズ
人数 :1人
アーケード版の発表以降、セガ・マークIII、MSX2、PCエンジン、メガドライブ、ゲームギアなど多数の家庭用ゲーム機に移植された他、日本国外ではAmiga、Amstrad CPC、Atari ST、ZX Spectrum、コモドール64、PC/AT互換機などにも移植された。
ゲーム誌『ゲーメスト』(新声社)誌上で行われていた「第1回ゲーメスト大賞」において大賞4位、『ゲーメスト』読者の人気投票によるゲーメストムック『ザ・ベストゲーム』では第11位、『ファミコン通信』の「クロスレビュー」においてはメガドライブ版が合計30点でシルバー殿堂入りを獲得した。
概要
セガは1985年にリリースした体感ゲーム『ハングオン』が大ヒットしたことを受け、同種の大型可動型アーケードゲーム開発に注力、『ハングオン』以降に出た『スペースハリアー』(1985年)、『エンデューロレーサー』(1986年)に続く体感ゲーム第4弾として本作がリリースされた。
『アフターバーナー』(1987年 体感ゲーム第6弾)と並ぶ体感ゲームシリーズの代表作である。
一般的に「ドライブゲーム」と言えば、他車と競いトップを目指すレースゲームである事が多いが、このゲームはそれだけではなく日本国外の公道をステージとし、異国の光景と本作のために作曲された数々の音楽と共に運転自体を「楽しむ」という要素が多分に含まれる。
決められたコースを走るのではなく、コース内にいくつもの分岐点があり、行きたい方向が自分で選べるようになっている。
その中で、日常で使っている速度を越えた時の感情が表現されている。
「これまでのゲームを越える。さらに、現実的な速度によって越える、という二つの意味をこめて、『アウト・ラン』にしたい」と鈴木裕は述べている。
このゲーム性とは別に、ゲーム内には俗に「スーパーカー(現在では「ビンテージカー」など)」とも呼ばれていた海外の名車を想起させる姿で描かれた登場する、数々のマシン(自動車)も大きな魅力のひとつである。
自車はフェラーリ・テスタロッサをモチーフにしており、ゲーム上の最高速も当時のテスタロッサが公式発表していた293km/hであった。
なお、コース上に登場する一般車両はフェラーリ・365GTS/4デイトナ、フェラーリ・288GTO、フォルクスワーゲン・ゴルフ、シボレー・コルベットなどに似たものが見られる。
そしてアーケード版の真っ赤なボディに大きな画面とスピーカーを備え付けた可動筐体は多くの人の関心を集めた。
ソフト面では新・旧2種類のバージョンが存在し、それぞれステージ構成が異なる。
日本国内では、出荷時期の違いによって両方のバージョンが流通した。
海外では新バージョンのみのため、旧バージョンは国内版、新バージョンは海外版とも呼ばれる。
PCエンジン版
NECアベニューからHuCARDで発売された。
ルートが海外バージョンの仕様となっており、移植は電波新聞社でFM-7への移植ソフトを多く手がけた、紅林俊彦の手による。
ゲーム画面上にタイトルが表示されないほか、コースレコードやスコアなどが画面外上部の黒枠内に表示されている。
また、ハードウェアの制約により、ラスタ処理によってコースを描画していることから、ステージ分岐時は1ラインごとに交互に描画されているため道が点滅して見えたり、背景や道路脇の看板・花畑・草原といったオブジェクトの種類が減少しスプライトで補えない分は省略され、分岐後にステージ合流する演出が削除されていたり車が吹っ飛んだ際にドライバーと助手席の女性が消えてしまう、チェックポイント時のボイスがカットされているなどアーケード版と異なる部分がある。
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