野々村病院の人々 セガサターン版とPC-98版 Nonomura Byouin no Hitobito comparison Sega Saturn VS PC98
#野々村病院の人々 セガサターン版とPC-98版
The Mystery of Nonomura Hospital comparison
BGM セガサターン版
『野々村病院の人々』は、1994年6月30日にエルフの姉妹ブランドのシルキーズより発売されたアダルトゲーム。
本作は、プレーヤーが探偵となり事件を解決していく、いわゆる推理物アドベンチャーゲームに分類されるが、『河原崎家の一族』に次いで採用したマルチシナリオを活かした、場面における判断に重点を置いている。エンディングが19から11に減少した一方、選択肢は2択から3択に増え、難度は高くなっている。
また、本作はエルフやシルキーズでは初めて成人指定のまま家庭用ゲーム機に移植された。アメリカの成人指定基準X指定に基づき、修正を最低限に留めたセガサターン版がそれである。
1993年12月22日に発売された『河原崎家の一族』に対し、ユーザーからはグラフィックの流麗さやマルチシナリオのもたらす臨場感に高い評価が付いた一方、「もっとストーリー性を持たせたらどうか」という意見も多く寄せられた。それを参考に本作が開発された。
『シルキーズ原画集 Vol.1 -河原崎家の一族&野々村病院の人々-』でのインタビューによれば、開発当初の時点では牧野梨恵と智恵は双子の姉妹ではなく1人で躁鬱の二重人格と設定されており、犯人となる予定だった。ところが、梨恵と智恵を多重人格者から双子の姉妹に設定変更した後になって、企画・シナリオを手掛けた蛭田昌人が間宮千里という別のキャラクターが巨乳である点に着目し、犯人役を彼女に変更した。このため、梨恵と智恵が双子であるという理由がほとんどなくなってしまい、双子の説明が物語中で弱くなった。
反響
本作は『河原崎家の一族』に次いでヒット、SS版の販売数は40万本超となった。2作連続のヒットによって自信を付けた蛭田は、エルフでも『同級生2』の次に、愛も萌えも無い凌辱系の作品『遺作』をリリースすることになる。
ゲームクリエイターの川上大典は、『ゲームプランとデザインの教科書 ぼくらのゲームの作り方』に寄せた文章の中で、シーズウェアの『EVE burst error』が本作から影響を受けていると指摘しており、その例として探偵を主人公にしていることを挙げている。
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比較動画 再生リスト Playlist Comparison Videos
https://www.youtube.com/playlist?list=PLM4O813hcF2zOx-3_dif75TbeD9QVv0q3
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