
コロナ禍で生まれた常識を活用した機転で窮地を脱した、SCRAP流の“オンラインリアル脱出ゲームの作り方”【CEDEC2021】
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Published on ● Video Link: https://www.youtube.com/watch?v=PgRV2k37s_M
2021年3月24日~26日にオンラインにて実施されている、日本最大規模のクリエイターのためのカンファレンス“CEDEC2021”。本稿では、会期1日目にあたる8月24日に行われた、SCRAP代表取締役の加藤隆生氏によるセッション“オンラインリアル脱出ゲームの作り方”をリポートする。SCRAPと言えばご存じの通り、数々のリアル脱出ゲームを手掛けてきた企業だ。
マンションの一室や学校など、さまざまな場所をイベント会場とし、脱出することを目的とした体験型イベントであるリアル脱出ゲーム。ゲームとのコラボなどでご存じの人も多いだろう。
友人やその場に集まった人どうしで話し合い、協力して謎を解いていくのが醍醐味のリアル脱出ゲームだが、ソーシャルディスタンスを求められるコロナ禍で遊ぶには相性の悪いイベントとも言える。数々のリアル脱出ゲームを手掛けてきたSCRAPとしても、コロナ禍による事業への影響は大きかったようだ。
そこからの機転として、オンラインで遊べるリアル脱出ゲームを作り出したSCRAPの手法が本講演にて語られた。
コロナ禍による大打撃から生み出されたオンラインでの脱出ゲーム
新型コロナウイルス感染症の影響が拡大した当初、SCRAPとしては新型コロナウイルスはいずれ終わるはずなので、リアル脱出ゲームを作り続けようというスタンスだったという。
しかし、状況は知っての通り好転しておらず、リアル脱出ゲームへの参加者も減少し始めたそうだ。そのことに危機感を感じた店舗のスタッフが始めたのが、後々の展開につながったオンライン謎解きゲーム。