【ネタバレ考察あり】「THE MATRIX RESURRECTIONS」(詳細は概要欄に)を見てきた直後に「バルログで頑張るログ」
以下、THE MATRIX RESSURECTIONSのネタバレありの考察解説。
●今回のTHE MATRIX RESSURECTIONSはリブートなの?続きなの?
旧三部作と地続きの続編。完全に「4」の内容となっている。
時系列的には3から数十年が経過している。
ナイオビ、エグザイルなどのキャラクタのほか、3の後半で助けたインド人風のマトリックス側の上級プログラムの娘も成長した女性として出てくる。旧作登場キャラクタで、現実世界で時間を過ごしていた人間キャラは特殊メイクでおじいちゃんおばあちゃんになっている。デジタルキャラもなぜか相応に年取っている(俳優の老い?)
●今作は誰と誰がなんで戦っているのか
旧三部作で和平を結んだ人類と機械軍だったが、和平を結ぶことに承諾した機械軍勢と、それを拒否した機械軍勢が戦争になった。今作はその世界が舞台。今作の主人公側(ザイオン)は、和平を結んだ機械軍を味方につけて、和平を結ばなかった機械軍と戦っている。人類に味方している機械軍はデジタルなやつらなので怨恨はなくやたらフレンドリーなのが面白い。
●今作の「マトリックス」はいったいなんなのか
今作の仮想世界マトリックスは、旧三部作で和平を結ぶことを拒否した機械軍が作成した新バージョン。旧三部作から数十年がたっていて、その間に、敵対機械軍は、例の和平条約の後もなんどもマトリックスを修正している。
●今作のネオとトリニティは何で記憶をなくしているか
死んだはずのネオは敵対機械軍側で蘇生させられた。トリニティは誘拐された。このコアシステムの開発には数度のマトリックスのリセット(再作成)があった。その結果、ネオとトリニティはつかず離れずの関係性にしておくと、新マトリックスのコアとして性能を発揮する(その他の人類が世界に疑問を持たなくなる)ことを発見したので、記憶をほどほどに消した。
●今作のなぜモーフィアスはデジタルな存在になってしまったのか
旧三部作のモーフィアスとは別人。旧三部作のモーフィアスは人間として死んでいる。ザイオンには記念碑も建てられていた。
今作のデジタルモーフィアスは昔、出ていたゲーム「THE MATRIX ONLINE」で描かれていた、ネオが作っていたゲーム中のキャラクターの同名のモーフィアスが元ネタ。今作ではゲーム内キャラクターのモーフィアスが磁性流体で具現化されたという設定。それっぽいことを映画の中でも軽く説明している。
●今作のエージェントスミスは何が目的なのか。なんで時々、ネオの味方をするの?
ネオと同じで自由になりたい。しかしデジタルな存在のスミスが自由になるにはマトリックスの頂点になるしかない。なので、今回のマトリックスのトップであるアナリストを消したい。その目的ではネオと利害関係が一致するので共闘した
●なんでネオは空が飛べずにトリニティだけが飛べるのか。
どうやら、旧三部作も含めてシリーズを通しての「救世主」はトリニティだったらしい。ネオは「自分は救世主じゃない」を旧三部作でもシリーズを通して連呼していたが、今作のラストでネオがトリニティに向かって語り掛けた「キミだったのか」というセリフがそれを説明している。
★書籍出しました!
電子書籍版もあります!
■西川善司著「ゲーム制作者になるための3Dグラフィックス技術 」(改訂3版)
https://amzn.to/3ysFoVI
■西川善司のYouTubeファンクラブ「Z会」メンバー募集中
https://www.youtube.com/channel/UCD-wofXkCyZ-uRkcZMmwEEA/join