#3 「ベルセルク: 千年帝国の鷹篇 喪失花の章」 DC
1999年12月16日に発売された、三浦建太郎作の漫画『ベルセルク』を原作とした、ドリームキャストのアクションゲーム。
原作がまだ「断罪篇」の途中であるときにキャスカ救出後のエピソードを描いており、ゲーム中に登場する、先の展開を予想させる思わせぶりなセリフの数々が話題となった。
ベルセルク: 千年帝国の鷹編 喪失花の章
ジャンル:アクション
対応機種:ドリームキャスト
メディア:GD-ROM 1枚
発売元 :サミー
開発元 :ユークス
対象年齢:CERO:Z (18才以上対象)
概要
ミッドランドとチューダーの国境にある街を訪れたガッツたちは、そこで「マンドラゴラ憑き」と呼ばれる、人が怪物化する奇妙な病気と出会う。
人々の病気を治療するために、万病に効くと言われるマンドラゴラの核を手に入れるよう領主のバルザックに依頼されたガッツは、その言葉に胡散臭いものを感じつつも、キャスカの治療をおこなうためにそれを受ける。
この「喪失花の章」は、アニメ『剣風伝奇ベルセルク』と同じく音楽を平沢進が担当し、アニメに登場したキャラクターについては、このゲームでも同じ声優が演じている。
シナリオは原作者である三浦建太郎が担当し、「千年帝国の鷹篇」の一章という位置づけがなされている。
なお、この作品が原作のどの場所に入るのか時系列については諸説があるが、
1. パックがゾッドの名前も姿も知っている
2. 「いつぞやの続き」と称してゾッドとガッツが戦う
3. ベルセルク公式ガイドブック(エンターブレイン刊)での三浦氏へのインタビューで、「ガッツとキャスカは、パックにとっても関係が深い場所に向かっている」と発言している
ことなどから、「聖魔戦記の章」の「剣の丘の再会」の後、ガッツが「もう喪失(うしな)わない」というセリフを発した以後に続く物語であると思われる。
原作22巻の冒頭に、ニコと呼ばれる少年が登場するが、劇中でマンドラゴラ憑きが流行し始めたのは数年前というセリフがあり、また愛犬も連れていないことから、本作のニコと同一人物であるかは不明である。
ちなみに二人旅の間中降っているはずの雪が、本作ではまったく降っていない。
これは劇中のバルザックのセリフにもあるように、降り積もる雪が次第にガッツの重荷になっていくキャスカの存在を象徴しているものであり、リタとの邂逅と、一旦キャスカと離れたことにより、ガッツの心に降る雪も降り止んだものと推測される。
シリーズプレイリスト:https://www.youtube.com/playlist?list=PL5C-Fkv1IA1PXCCPWMUGF3wRKwpD3Z8yI
#ベルセルク #千年帝国の鷹編 #喪失花の章