【玩具開箱】Figure rise LABO Fumina Hoshino 星野文奈 製作過程 Build Through
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Figure-rise LABOは、アニメキャラの立体再現にとどまらず、すでに立体化された後のアニメ・フィギュアの“仕上げ工程”に、インジェクション成形で追いつこうとしている。塗装によって初めて表現可能だった肌の凹凸に応じたグラデーション、頬の赤味などを射出成形の過程で物理的に再現しようという、前代未聞の試みである。
マテリアルの質感を生かしたフィギュアの仕上げ方法としては、レジンキャストの透明感を利用した“サフレス塗装”が、高度なテクニックを持つユーザーの間で開発された。Figure-rise LABO第一弾のホシノ・フミナも、PP樹脂の透過性を利用している点では、“サフレス塗装”と考え方が似ている。ただし、中空の肌の内側に赤味の強いピンクの樹脂を流し、肌の薄さと厚みを調整することでグラデーションを表現している。複雑な多層構造でアニメキャラの瞳を再現したレイヤードインジェクションはさらに進化して、肌色とピンク色、二色のプラスティックを部分的に透過させたり隠蔽したり……と、もはや数値化不可能な表現領域に突入したのだ。
シャープな塗り分けではなく、自然で美しいグラデーション。そして肌色とピンク色の重なり合いが生み出す、弾力すら感じさせる肉感。それをプラスティック成形の質感、厚みと薄さのみで表現しようというのだから、もはやプラモデルによる文化芸術改革と言っていい。
すべてのユーザーは、まず肌の内側にピンクのプラスティックが充填された二重構造のパーツを目の当たりにし、その大胆なアイデアと成形技術に驚くだろう。それらのパーツを切り離し、組み立てていくプロセスで、この新しいアイデアがいかなる効果を生じさせるのか、ひとつひとつ目と指先で確かめていくことになる。明らかに人類にとって未知の領域なのだが、ニッパーさえあれば誰にでも体験できてしまうところが凄い。高度な塗装技術も修行も鍛錬も必要ないのだから、いわば“フィギュア表現の民主化”である。 インジェクション成形に何が出来るのか、開発チームが何をどう考えたのか、すべてをユーザーの前で明らかにする――そんな誠実さと実験精神が、Figure-rise LABOのパーツからはダイレクトに感じられる。新鮮なセンスとアイデアで、プラモデルは生きているかのような温かみを獲得した。次に待っているものは何だろう? 無限の好奇心が、誰の心のうちにも湧き立つはずだ。
執筆 廣田恵介