
『RUINSMAGUS ~ルインズメイガス~』 僕らが本当に入りたかったVR世界がここにあった!【BitSummit THE 8th BIT】
『RUINSMAGUS ~ルインズメイガス~』 僕らが本当に入りたかったVR世界がここにあった!【BitSummit THE 8th BIT】
日本発の本格VR魔法アクションRPGの実力やいかに
AR/VR/MRデバイス上でのゲーム開発を行う京都のゲームスタジオ“CharacterBank”のブースでは、同社が制作中の最新作『RUINSMAGUS ~ルインズメイガス~』がプレイアブル展示されていました。


「ファンタジー世界を舞台にしたVRゲームは数あれど……我々が本当に入りたいのはコッテコテのJRPGワールドなんだ!!」との思い(※意訳)から開発が始まったという本作。スケール感満点なフィールドを舞台に、トゥーンレンダリングされたキャラクターたちとド派手な魔法バトルを展開……というところは基本として、身につけているギミックの細かいアニメーションや、アクション性の高い操作で戦闘を有利に進められるバランスが徹底された作りになっています。


“そこにいる”という存在感が強いキャラクターたちとのコミュニケーションや戦闘を存分に楽しめる『RUINSMAGUS ~ルインズメイガス~』。地形のちょっとしたアクセントや小物類の密度の高さがあってこそのリアリティーだ。
実際に体験版をプレイしてみると、両手コントローラーのボタン類をフルに使った操作をひと通り覚えるのが大変でしたが、入り組んだ地形の3D空間を思い通りに移動できる気持ちよさはバッチリ。戦闘も、VR空間上の左手甲に装着された盾を前に出してのガードやパリィ、複数の種類を切り替えながらの魔法攻撃を、空間の臨場感をもって体験できました(特定のポーズをとってくり出す必殺技をうまく出せなかったのが唯一の心残りでしたが)。
プレイヤーキャラの残り体力などを確認できるステータス画面が盾の裏側にタブレット風にセットされていたり、右手からくり出す魔法のエネルギーをリロードする際、右手の篭手に複数セットされた空のエネルギーカプセルが一斉にポコンと飛び出し、地面にコロコロ落ちる……というアニメーションが用意されていたりと、“異世界転生系強キャラ感”を味わえる演出面も充実。3D酔いの程度に個人差が生じるのは仕方がないものの、JRPGの世界に浸りたい多くのユーザーの期待に応える情報密度であることは、体験版からも十分にうかがい知れました。