[要点解説]特番で知るアメリカ 特番「冷戦」 ~SS‐20への対抗~ 【日本語吹替】
▶動画の概要
アメリカについて、特番を通じて知るという趣旨の動画です。
題材となる特番は「冷戦」
ソ連の新型中距離弾道ミサイルSS-20に対する米国の対抗策について取り扱った内容です。
▶SS-20(RSD-10)の概要について(ウィキペディアより)
RSD-10 Pioneerとは、1976年から1988年にソビエト連邦が開発した核弾頭搭載の中距離弾道ミサイルである。
ロシア連邦国防省ロケット・砲兵総局(GRAU)による呼称は15Zh45、NATOコードネームはSS-20 Saberである。
このミサイルの性能を脅威と判断した西側諸国は「NATO二重決定」を採決し実行に移した。その内容は西ヨーロッパに核弾頭搭載型の中距離弾道ミサイルを多数配備し圧力をかけながら、双方が配備しているミサイルを廃棄する交渉を行う事であった。その結果として、1987年に中距離核戦力全廃条約が取り交わされ、RSD-10 PioneerはMGM-31 パーシングと共に廃棄されることとなった。
▶NATOの二重決定について(ウィキペディアより)
1977年10月28日、ヘルムート・シュミット首相はロンドンの国際戦略研究所で演説を行い、同年初めにソビエト連邦が東ヨーロッパに配備したSS-20ミサイルが西ヨーロッパにもたらす脅威を非難し、戦略核の同等性がアメリカの核保証の信頼性を低下させ、ヨーロッパ内の軍事的不均衡を悪化させるというヨーロッパの懸念を公に表明した。この路上移動式SS-20ミサイルは、最大3発のMIRV弾頭を搭載することができ、以前に配備されたSS-4およびSS-5ミサイルよりも精度が高かった。
SALT I、ABM、SALT IIの軍備管理協定を通じて達成された米ソ間の戦略的な核の同等性と、ソ連による新たな中距離核の開発は、非核のヨーロッパのNATO加盟国間の「デカップリング」の恐れをもたらした。ノエル・D・ケアリーによれば、「アメリカがドイツの都市を救うために、自国の都市の一つを犠牲にするリスクを冒すという揺るぎない覚悟がない限り、西ドイツはソビエトの政治的脅迫に対して脆弱だったかもしれない」
1979年12月12日、ブリュッセルで開催されたNATO外務・防衛大臣の特別会合で、いわゆる「NATOダブルトラック決定」が採択された。閣僚は、1983年秋までに相互制限(トラック1)の交渉が失敗した場合、既存のアメリカのパーシング1aミサイルと追加の464基のBGM-109G地上発射巡航ミサイル(GLCM)(「トラック2」)を置き換えることにより、NATOのLRTNFを近代化することを決議した。NATOは、ヨーロッパからの核武装中距離ミサイルの完全禁止を目標とし、交渉が失敗した場合、ミサイルは4年後に設置できるという条件で、即時交渉を提案した。
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#アメリカ #ソ連 #空軍少尉 #SS20