【Switch ソフト紹介・レビュー】死印

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Published on September 6, 2021 10:36:17 AM ● Video Link: https://www.youtube.com/watch?v=uAPA1AOVqEI

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Aksys Games Death Mark (2017)

Duration: 10:17

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和風ホラーなノベル・アドベンチャーゲーム。
体に刻まれると近いうちに死んでしまう「死印」と呼ばれる痣を受けた主人公が、死印を消すべく、また、同じように死印を刻まれた仲間を救ったり街に蔓延る妖怪（怪異）を退治すべく奮闘するストーリー。
基本的には文章を読んでいって選択肢もあるサウンドノベルだけど、簡易的なダンジョンがあり方向キーでどの方向へ行くか決めて進んだり、懐中電灯の光を動かしてアイテムを見つけたりとただ読むだけのゲームとは全然違う。
ダンジョンに一緒に行くパートナーを選べたり、制限時間付きの選択肢（ミスると死ぬ）があったり、敵が迫ってきてどのアイテムで対処するか等、飽きさせない点は多くある。
ホラーゲームなのでもちろん怖いし（大人でもそこそこ怖い）、章ごとに怪談話や化物がいて、その調査をしていく内容なので章ごとに独立していてどれも悪くないが、特に主人公にまつわる本筋のストーリーはかなり良かった。
クリア時間も10～15時間程度で、このタイプのゲームにしてはけっこうなボリューム。選択肢をミスってゲームオーバーになったとしても直前からやり直せるのでだいぶ楽。
ただ、気になる点はいくつかあり、まずヒント等は無いので必要なアイテムやイベントは自力で探し出す必要があり、必須アイテムがないと先へは進めないのでダンジョンを戻って総当たりで探すのは面倒。また、連れていくパートナーの選択が間違っているとバトルで必ず負けてしまうので拠点に帰って入れ替えたり。
また、本作はエンディングが分岐していてトゥルーエンドなるものがあるが、初見では到達することは困難で、しかも序盤から分岐ポイントがあるので最初からやり直さなければならない。スキップ機能もあるけどそれほど速くないし、ダンジョンへは普通に一歩一歩挑み直す必要がある。トゥルーエンド後にもおまけの章の数時間分があるしな……。
あと、なんというか大きなマイナス点ではないけど全体的に粗っぽさがある。クセというか。キャラクターデザインもわずかに不自然だし、化物も一部は怖いと言うよりは変てこな感じ（てかY君のびっくり顔がいちばん怖かった）、ダンジョンの進み方もマップではなく主人公の主観視点での方向キーでの移動なのでやや混乱する。メニュー画面で見れるキャラクターのパラメータも無意味。
あと、唐突に差し込まれるエロいイラストにもぎょっとした。露骨ってほどではないけど、見方によっては相当エロい（下着姿の女性が植物に縛られているとか、全裸だけど局部はうまいこと隠されている、とか）。
とは言え、和風なホラー感は抜群で終始恐怖感はあるし、最後まで飽きずに楽しめる良作だと思う。

次回作にあたる『ＮＧ』の紹介動画はこちら↓
https://youtu.be/rahKfprOK7c
※ストーリー的なつながりはないのでどちらを単体でプレイしても大丈夫。


ダウンロード版価格：3080円
対応人数：１人
ジャンル：ホラー、アドベンチャー、ノベルゲーム
公式HP：http://shiin.jp/
内容（ダウンロードサイトより）：
「シルシ」、それは“死”へのカウントダウン
心霊ホラーADV”シリーズ第1弾
　ジャパニーズホラーのようなじっとりとした静かな“恐怖"をテーマに、魅力的なキャラクターと美麗なグラフィックで展開するADV。
　“死"へのカウントダウンを意味する謎の痣“シルシ"を刻まれたモノたちが、微かな希望にすがり、生き残る術を見つけ出す為、人知を超えた恐怖の存在“怪異"が潜む「戦慄の心霊スポット」を探索し、”絶望の宿命“へと挑む。


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