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Disciples: Liberation (2021)

Duration: 1:38

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プレイ時間：約65時間
クリア時レベル：62
総合評価：60点

ひとことでいうと、圧倒的に調整不足な残念ゲー。
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序盤は抜群に面白いです。バトルが毎回、全力戦で、緊迫感がありました。
ただそれも序盤だけ。中盤以降はユニットがそろって自軍強くなりすぎ、なぜか敵とのレベル差もありすぎで、戦闘がとにかく簡単。相当な舐めプでも勝てます。

・ユニットが成長しない
大切に育てたユニットが上級職へどう進化するんだろうって楽しみがSRPGの醍醐味の一つと思いますが、残念ながら本作にユニット進化のシステムはありません。そのためバトルを積み重ねる楽しみがほとんどないです。ユニットレベルは施設でお金だすと簡単にMAXまで上げれます。死んでも安価に補充できるので、大切に育てるモチベーションもないです。

・呪文の大部分と、近接攻撃ユニットが産廃
本作ここが一番ヤバい点。中盤以降、遠隔ユニットによるスキルの打ち合いでだいたい２ターン目で相手方が壊滅状態。近接ユニットがとぼとぼ接敵してる合間にほぼ死んでます。しかも近接範囲攻撃の範囲狭すぎでもどかしいったらないです。

呪文は単体効果が多い。多数のユニットが入り乱れる本作のバトルでは、一体バフしたところで何の役にも立たず、必然的に範囲系呪文に利用が集中しますが、それも主人公が上級職へ進化すると強くなりすぎて、呪文使うより主人公で攻撃した方がよほど有利という状況。大量に用意されている呪文の大部分、大多数の近接ユニットが、趣味・縛りプレイレベル。さみしいです。

またユニットの開放が友好度依存のため、せっかくのランク４がプレイスタイルによってはほぼ最終盤になり、場合によっては開放されずに終わる可能性も。。。

その他、マップでの資源の占領、資源生産量、お金、各種資源の使いみちも有効に機能してません。

そんな感じで、肝心なターン制バトルが、かなり退屈、ゲーム内の様々な要素がまったく噛み合っていないという、残念な結果に。もうちょっとなんとか出来たと思うのだけど・・・

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よかった点・・・シナリオ関連

真剣に涙目になるシーンが何箇所もありました。文章はけっこう良質、翻訳も大きな違和感なく読ませてくれるので、字幕でのイベントですが没入感はありました。主人公育ての母のイベントは辛かったぁ・・・
（ただスキルやユニット性能の誤訳は真剣に勘弁して欲しです）

序盤から連れて歩いたお気に入りエジャマーが、後半で突如離脱してしまったのは辛かった。
マップ中探し回って結局みつかりませんでした。受け答えでフラグを立て間違えたのかもしれません。これが心残り。

雰囲気やユニット造形、シナリオは良いだけに、戦闘システムを抜本的にテコ入れすれば、傑作とは言えないまでも、良作にはなり得ただろう残念な一作。そういう作品でした。

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