【怖い話】『ふすま』【 #ささやき怪談 /朗読/睡眠用/イヤホン.ヘッドホン推奨】
635.LIVE所属 #バーチャルYouTuber #VTuber
花京院ちえりです。
襖って怖い
視聴者さんからいただいた怖い話を読んでいきます。
ほのかにバイノーラルです。
イヤホンまたはヘッドホンで聞いていただけるとうれしいです。
作業BGMにどうぞ
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以下、本日の怖い話原文
↓
学生時代の、怖い話というか不思議な体験です。
当時実家暮らしをしていたのですが、私の部屋は二階で、襖を挟んで隣には父親の寝室がありました。
その日は休日だったので、明け方に寝て昼過ぎに起きました。
することもないのでスマホを触ったりゲームをしたりして過ごしていたのですが
父親の寝室から「う～んう～ん」とうめき声が聞こえてきました。
ふすま越しに「大丈夫？」と聞くと
特に返事はなく収まったので、うなされてるのかなと思い
そのまま自分の遊びに戻りました。
その後友達からも起きたと連絡があり
一緒にゲームをすることになったのですが
父親を気にしてあまり大きな声で話せないので
通話は繋がないと友達に断ってからゲームを始めました。
ゲーム中も、時々父親がしんどそうにうめくので気にしながら遊んでいました。
夕方ごろ、「そろそろ晩御飯の準備しようかな」と思っていると
一階の玄関が開く音がして、父親の声で「ただいま～」と声がしました。
私は耳を疑いました。
だって、ちょっと前までうめき声が聞こえていて
父親は隣の部屋にいるはずだったのですから。
父親が家を出るとなれば、起き上がり布団を出る音
部屋の扉を開ける音、階段を下りる音でわかります。
あとで父親に聞けば、朝方から家を出ていたと言うのです。
母親も家を出ており、妹は一階の自分の部屋にいたとのことで
隣の部屋には誰もいなかったそうです。
結局それ以降うめき声がきこえることもなく
家族に話しても「へー」といわれるばかりであれが何だったのかいまだにわかっていません。
私にとってはかなり不気味で怖い体験だったのですが
「怖い話」と呼ぶにはあっけなくどこか物足りない気もします。
「普通の話を盛る」というコンセプトには合わないですが
ちょっと盛って、もう少し怖くできないかと思いこの話を送らせていただきます。
よろしくお願いします。
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