
『チョコボGP』動画付きプレイリポート。魔石やアビリティの使用で最後まで気が抜けないドキドキのレース展開が熱い!
スクウェア・エニックスからNintendo Switch(ニンテンドースイッチ)向けタイトルとして発表された『チョコボGP(チョコボグランプリ)』。本作は『ファイナルファンタジー』シリーズでおなじみのチョコボとその仲間たちがレースでしのぎを削る、『チョコボ』シリーズの最新作だ。
本稿では、東京ゲームショウ2021 ONLINEの開催に合わせて実際されたメディア向けの試遊会で体験プレイができたので、そのファーストプレビューを動画とともにお届けしよう。
関連記事
『チョコボGP』がSwitchで2022年発売決定。『チョコボレーシング』の流れを受け継ぐ新作【Nintendo Direct】
“東京ゲームショウ2021”最新情報まとめはこちら
『チョコボ』シリーズ最新作は、久しぶりのレースゲーム!
1988年に発売された『ファイナルファンタジーII』以降、ほとんどの作品で登場し、『FF』のマスコット的なキャラクターとなったチョコボ。1997年には、チョコボを主人公にした初の作品『チョコボの不思議なダンジョン』がリリースされ、大ヒット。以降もさまざまなジャンルの『チョコボ』シリーズ作が発売されてきた。本作は、『チョコボ』シリーズとしては1999年の『チョコボレーシング ~幻界へのロード~』以来となるレースゲームとなっている。
“シドのテストコース”など、『チョコボレーシング』にあった懐かしのコースも収録。
チョコボとその仲間たちが勢揃い
本作には、2019年にリリースされた『チョコボの不思議なダンジョン エブリバディ!』にも登場したアトラやシロマ、カミラらも登場。ダンジョンヒーローXも、レーシングヒーローXとして参戦し、『チョコボ』シリーズにまつわるキャラクターに再びスポットが当てられるという意味でもファンにとってはうれしい作品ともなっている。
さらに、試遊では『FFIX』からスタイナー、画面写真からはビビの参戦も確認でき、『FF』シリーズから参戦するキャラクターもいそうな雰囲気だ。かわいげたっぷりの『チョコボ』シリーズの世界観にバッチリと溶け込んでいた。試遊ができたのは対戦モードのみだったが、本作にはストーリーモードも用意されているので、各キャラクターがどう物語に関わっていくかも気になるところだ。
#『チョコボGP』ストーリー
「このレースに勝利すれば望みをなんでもひとつかなえてやろう」
優勝者へのご褒美にひかれ、レース大会へ参加するため旅を始めたチョコボたち。
道中、いろいろな場所でさまざまなキャラクターと出会い、
レースの経験を積みながら目的地に向かって行く。
その旅の果てにチョコボたちを待ち受けていたものとは――?
ドリフトで華麗なコーナリングを目指せ!
レースでのキャラクターの操作方法はシンプル。アクセルで加速、ブレーキで減速しながら左スティックでコーナリングを行う。特筆すべきはドリフトで、カーブをあまり減速せずに曲がれることはもちろん、ドリフト状態をある程度キープするとタイヤが光り始め、このときにボタンを離すと、一時的に急加速してくれる。このドリフトをうまく使いこなすこともレースに勝つポイントのひとつだ。ほかにもレースを左右する魔石、アビリティといった要素もあり、そちらについては後述する。
なお、今回の試遊では、シドのテストコースやゾゾの街、ゴールドソーサーなどのコースが選択でき、対戦では3周してゴールするまでの順位を競うルールで行われた。
各コースはギミック満載。注意して走らないと足止めされてしまうことも!
ドリフトは高速でコーナーを曲がれるが、制御しにくく操作には慣れが必要。ブーストに成功したときの爽快感は格別だ。
ドリフト中にほかのキャラクターにぶつかると、ドリフト状態は解除されてしまう。ほかのキャラクターにわざとぶつかるのもアリ!?
拾った魔石でライバルを妨害
各コース上には、いくつかの場所に“マジカルエッグ”が設置され、触れると魔石を入手できる。入手した魔石を使用すると、ライバルを妨害するさまざまな効果が発動。魔石にはレベルがあり、同じ種類の魔石を入手することで3段階まで効果が強化される。ときには、3段階になるまで魔石を温存して一発逆転を狙う、といった判断も重要となりそうだった。
マジカルエッグは金、銀、銅の3色を確認。銅色より、銀色、銀色より金色のエッグのほうがよりレベルの高い魔石を入手できるようだ。マジカルエッグは誰かが取得すると一定時間出現しないので、ライン取りも重要!
ファイア系の魔石
前方に火の玉を発射し、当てた相手をクラッシュさせる。火の玉は真っすぐ飛んでいくので、ライバルの真後ろから使うと当てやすかった。
ウォータ系の魔石
コースに設置した障害に触れたライバルはクラッシュする。後方を確認して、障害物はライバルが走行しそうな場所に置こう。
死の宣告
ライバルのいずれかに死神をとりつかせ、カウントダウン後にクラッシュさせる。取り憑かれた側は、Rボタンの連打で死神を振り払える。
マバリア
バリアを張り、魔石による攻撃を一度だけ防げる。1位になっているときにこの魔石をキープしておけば、相手からの攻撃にも対処しやすかった。
アビリティは各キャラクター固有の必殺技!
各キャラクターは、それぞれ固有のアビリティを持っており、画面左下のゲージが満タンになると発動できる。たとえば、チョコボのアビリティはブースト状態で走行しながら、後方にリングを出現させるというもの。なお、このリングに触れたキャラクターもブースト状態になるようで、ライバルにもメリットが!? また、シロマのアビリティはバリアで魔石攻撃を弾いてカウンターを狙える、といった具合だ。
こちらは画面写真のみが公開となっているビビの必殺技。魔法で大きな火の玉を放っているようにも見えるけど……?
アビリティを使うためのゲージは、コースを走行しているあいだ徐々に溜まり続けるほか、コース上にある青色のクリスタルのようなアイテムを取るとゲージの一定量増加。コースの長さにもよるが、だいたい1周するまでには満タンになっていたので、おおよそ1周に1回程度アビリティを発動できるようなイメージ。試遊ではレーシングヒーローXのアビリティを使用してみたが、前方に発射するとコースに沿って移動する巨大なビームとなり、後ろ向きに発動するとバリアになる2種類の効果の使い分けが楽しかった。
魔石やアビリティを使ってライバルを邪魔したり、ライバルからの邪魔を防御したりといった駆け引きにより、レース終盤まで白熱した戦いが楽しめるのが『チョコボGP』の醍醐味。魔石やアビリティもテンポよく使えるので、目まぐるしく順位が変動する。試遊の際も1位でゴールする目前でライバルの攻撃を受け、一気に7位まで転落してしまう、といったこともあった。とにかく、最後まで気が抜けない、みんなと盛り上がれること間違いなしのレースゲームだ。
この記事を共有
『チョコボGP』公式サイト
(C) SQUARE ENIX CO.,LTD. All Rights Reserved.
CHARACTER DESIGN: TOSHIYUKI ITAHANA/RUBI ASAMI
画面は開発中のものです。
『 #チョコボGP 』#動画付きプレイリポート。魔石やアビリティの使用で最後まで気が抜けないドキドキのレース展開が熱い!