特番で知るゾルゲ事件 特番「ゾルゲ国際諜報団逮捕」 ~警視庁と東京地検による尋問~ 【日本語】

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▶動画の概要
ゾルゲ事件について、特番を通じて知るという趣旨の動画です。

題材となる特番は「ゾルゲ国際諜報団逮捕」

逮捕されたゾルゲへの警視庁及び東京地検による尋問について取り扱った内容です。


▶ゾルゲ事件(ウィキペディアより)
ゾルゲ事件は、コミンテルン本部の指令で 来日したリヒャルト・ゾルゲを頂点とするソ連のスパイ組織が日本国内で諜報活動および謀略活動を行っていたとして、1941年9月から1942年4月にかけてその構成員が逮捕された事件。この組織の中には、近衛内閣のブレーンとして日中戦争を推進した元朝日新聞記者の尾崎秀実もいた。


▶逮捕と処刑(ウィキペディアより)
逮捕されたゾルゲは当初特高外事課の警部補だった大橋秀雄によって取り調べを受けた。ゾルゲは当初は容疑を否認し、ナチス党員・大使館嘱託で新聞記者であると主張して、検挙が日独関係を害すると訴えた。だが、大橋が逮捕後の家宅捜索で押収したソ連への離日申請原稿や、クラウゼンの自供で発見された通信機の存在をゾルゲに告げると、ゾルゲは自らが「単なる新聞記者ではない」ことを自供した。翌日(逮捕から一週間後の10月25日)、ゾルゲは大橋や検事の吉河光貞に対して自分がスパイであるとついに白状し「今までどこにも負けなかったけれど、今度はじめて日本の警察に負けた」と付け加えた。

オット大使の命を受けて外務省と折衝した大使館員のエーリヒ・コルトは、「ゾルゲはソ連のスパイ」と知らされ、オットとコルトは巣鴨拘置所の所長室でゾルゲに面会する。その際ゾルゲはオットに「私はあなたにさよならを言います。奥さんやお嬢さんによろしく」とだけ述べ、沈黙したオットを残してゾルゲは退出した。

ゾルゲは警察や検察の取り調べに対して自らの所属を明確にせず、訊問調書には「モスコウ中央部」(文献によっては「モスコーセンター」)と記されている。これについて取り調べを担当した大橋秀雄は「『国際共産党のために働いた』と言わせる目的で、ゾルゲと相談して作った架空の組織である」と戦後に証言している。日本側には治安維持法で検挙するという事情があった。ところがゾルゲは公判段階に入ると労農赤軍に所属していたことを認め、「モスコウ中央部」としたのは自らの策略と述べ、その理由として憲兵への引き渡しの回避、ソ連における複雑な組織が理解されづらいと考えたことなどを挙げている。

ゾルゲら20名は1942年に国防保安法、治安維持法違反などにより起訴され、一審によって刑が確定し、ゾルゲの死刑判決が下された。同じく死刑が決まった尾崎とともに巣鴨拘置所に拘留され、1944年11月7日のロシア革命記念日に巣鴨拘置所で死刑が執行された。ゾルゲの死刑執行に立ち会った市島成一東京拘置所所長 は、「ゾルゲは死刑執行の前に、『世界の共産党万歳』と一言、そういって刑に服した。従容としておりました」と証言している。

処刑後のゾルゲの遺体は、引き取り手がない無縁仏として、巣鴨拘置所に近い雑司が谷霊園の共同墓地に埋葬された。戦後、ゾルゲの処刑と埋葬を知った石井花子の奔走により1949年11月16日にゾルゲの遺体(白骨化していた)は発掘されて火葬され、約1年後の1950年11月8日に石井の手により東京都郊外の多磨霊園に埋葬された。当初は墓碑がなく、「尾崎・ゾルゲ事件犠牲者救援会」と石井花子の手により墓碑が建立されたのは、1956年11月である


▶リヒャルト・ゾルゲ(ウィキペディアより)
リヒャルト・ゾルゲは、ソビエト連邦のスパイ。1933年(昭和8年)から1941年(昭和16年)にかけてゾルゲ諜報団を組織して日本で諜報活動をおこない、ドイツと日本の対ソ参戦の可能性などの調査に従事していたが、ゾルゲ事件の首謀者として日本の警察機関によって逮捕され、刑事裁判で治安維持法および国防保安法違反により死刑判決を受け、処刑された。


▶大橋秀雄(ウィキペディアより)
大橋 秀雄は、日本の警察官、評論家。元警視庁警視正。

神奈川県横浜市出身。横浜商業学校を経て、日本大学専門部法律学科第二本科を卒業した。1924年(大正13年)、陸軍近衛野砲兵連隊に入営し、1928年(昭和3年)陸軍砲兵少尉に任官した。同年警視庁巡査となる。

1932年(昭和7年)に巡査部長、1935年(昭和10年)に警部補に昇進する。1936年(昭和11年)、特別高等警察部外事課欧米係となる。杉原千畝リトアニア領事館副領事がユダヤ人救済のために大量発行したビザの日本側の出入国業務に携わり、大量のユダヤ人通過申請を処理した。また、東京府中野警察署の特高係のとき北一輝と接触する。

1941年(昭和16年)、警視庁特高部外事課ロシア班副主任のときドイツの新聞特派員リヒャルト・ゾルゲと満鉄調査部嘱託の尾崎秀実らがスパイ網(ゾルゲ諜報団)を組織し、日本軍部が対ソ戦に踏み切らないという情報をソビエト連邦に提供したとされるゾルゲ事件が発覚。主犯のゾルゲの取調主任に任命され、自供を引き出した。1943年(昭和18年)、ゾルゲ事件の解決により内務大臣功労記章を受章する。同年警部に昇進。大橋はゾルゲの調書の最後で量刑を書く際に「相当な刑を」と記したところ(大橋はゾルゲは死刑にすべきとは思わなかったという)、上司の外事課長に叱責されて「極刑を」と修正させられたと戦後に述べている。

戦後の1948年(昭和23年)に警視を経て警視正となる。池上警察署の初代署長を務めたほか、荒川、渋谷などの警察署長や、第二方面予備隊長などを歴任し、1956年(昭和31年)に退官した。

その後1966年(昭和41年)まで企業の嘱託を務め、以後は著述に従事した。1967年(昭和42年)『ある警察官の記録』をあらわし、警察を内部告発した。共著に『ゾルゲとの約束を果たす』など。2002年(平成14年)6月1日死去。享年99歳。著作はほかに『真相ゾルゲ事件』など。


▶吉河光貞(ウィキペディアより)
吉河 光貞は、日本の検察官、司法・法務官僚。

東京府生まれ。京華中学、一高を経て、1930年(昭和5年)東京帝国大学法学部に入学。在学中は新人会に属し田中清玄らと並び称され、日本共産党にも入党した。大学卒業直後に離党、翌年、司法官試補となり各地の裁判所で検事を務める。

東京地方裁判所時代には主任検事(思想検事)としてゾルゲ事件の捜査に参加、リヒャルト・ゾルゲを取り調べた。戦後は1948年(昭和23年)に設置された法務庁特別審査局(後の公安調査庁)の初代局長、翌年に改称された法務府でも局長などを務め、チャールズ・ウィロビーに請われて下院非米活動委員会の証人になった他、団体等規正令や破壊活動防止法の制定を推進した。1951年(昭和26年)、法務府特別審査局長時代に不正入出国に関する件で衆議院行政監察特別委員会に証人喚問された。最高検察庁検事を経て1964年(昭和39年)5月、公安調査庁長官に就任。1968年(昭和43年)9月、広島高等検察庁検事長に転じ、1969年(昭和44年)12月に退官。

1988年(昭和63年)4月17日に死去する。享年81。


★★この動画の再生リスト(日本【諜報・防諜・謀略】)★★
https://www.youtube.com/playlist?list=PLIElwyhknb6R02Ev3my8CJbivE17owSiY


▶さらに知りたい人への参考リンク
《【ゆっくり解説】日本に潜入したソ連のスパイがドイツを敗北させた!? リヒャルト・ゾルゲ》
https://youtu.be/l-4nmpyYbQA

《【世界史】ゾルゲ事件の解説「命令!日本の北進を阻止せよ!」》
https://youtu.be/02Gb9QVNNJk

《【ゆっくり解説】日本に潜入したソ連のスパイがドイツを敗北させた!? リヒャルト・ゾルゲ》
https://youtu.be/BAS0PBIfByI


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#日本 #ゾルゲ #空軍少尉 #逮捕 #死刑 #警視庁 #特別高等警察 #東京地検




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