殼之少女True Ending

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Published on ● Video Link: https://www.youtube.com/watch?v=U0Cl9sWayx0



Duration: 8:42
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ふるえ届とどく風かぜ頬ほほ撫なでゆく
静寂せいじゃくに抗あらがう赤子あかごのように
抱かかえ込こみ離はなさなかった
籠かごは容易たやすく崩くずれ去さる

限かぎられた時間ときと空間はざまをゆく
瑠璃るりの鳥とり示しめした星ほしの兆きざし
月つきを背せにした暗闇くらやみさえも
いとおしく思おもえる

罅割ひびわれ欠かけていく
歪ゆがんだ糸いと模様もよう
届とどかない叫さけびを
この胸むねに押おさえて

翳かざした手てのひらすり抜ぬけていく
思おもい出だせもしない
打うち棄すてた身體からだ迷まよいの中なか
漂ただよい辿たどり着つくのは途切とぎれた軌跡

明あける空そらを忌いみ影かげ落おとす者もの
望のぞむべきものはここに無ないと
踏ふみ出だした土つちは脆もろくて
孤独こどくのままに堕おちてゆく

閉とざされた世界せかいを 破やぶり逃のがれるなら
儚はかない願ねがいは葉かなえられるはずもない

確たしかな記憶きおくを紡つむぐように
悲かなしみが見みえぬように
懼おそれた答こたえは無間むげんの中なか
出いでた殻からは紅あかく染そまったー

翳かざした手てのひらすり抜ぬけていく
もう動うごくこともない
奇蹟きせきを信しんじた無垢むくの心こころ
遠とおい神話しんわのよう

光ひかりを集あつめた瑠璃るりの鳥とりよ
行方ゆくえも分わからないまま
打うち棄すてた身體からだ迷まよいの中なか
漂ただよい辿たどり着つくのは途切とぎれた軌跡