FM TOWNS版アフターバーナー 競技用機能アップデート (フリコレ1収録)
FM TOWNS購入者及びEYE・COM読者アンケート応募者にプレゼントされたフリーウェアコレクション1(フリコレ1)に収録されているFM TOWNS版「アフターバーナー」に競技用機能を追加するというアップデート。
中身はVer1.03と称した実行ファイルで、TownsOSでフロッピーの起動ディスクを作ってその中にフリコレ1内に収録されたファイルをコピーして、アフターバーナーのCDとそのフロッピーをTOWNSにセットしてフロッピーの方からブートするだけ。
FM TOWNS版アフターバーナーは低フレームレート、ステージ間で5~6秒くらいロードが発生する、操作性の劣悪さで当時かなり評判が悪かったがそれらの問題点を一切直さず、設定した制限時間もしくは到達ステージの間にどれだけスコアを競えるかというモードが追加される。そんなものがどこに需要が!?おそらく当時やっていたという販売促進イベントの企画物用に作られたものを収録したのだろうが、この斜め下な制作物がTOWNSらしいというかなんというか。
メインメニューから「COMPETITION」という項目が追加されているのでそれを開いて「TIME COMPETITION」「STAGE COMPETITION」から設定後、普通にプレイすると競技モードとなり、設定時間・ステージ到達後に強制的にゲームオーバー、大きくスコアが表示される。設定せずプレイすれば通常モードでももちろん遊べる。
このアップデートではTOWNS版アフターバーナーの問題点だった箇所が全く解決されていないので、色々と小細工して動画を撮ってみた。操作性の改善以外は実機でもできるはずだ。
・低フレームレート
スプライト性能の関係で初代TOWNS及びFM TOWNS MARTYでは15fpsというカクカクな動きになってしまっていたが、スプライト性能が改善された後期型(白TOWNS)およびその性能を再現しているエミュレータ「津軽」では20fpsで多少マシになる。今回は「津軽」を使っているので無条件で20fps化。CPU速度は386 16MHz/メモリ3ウェイト相当になるよう8MHz設定にしているが、微妙にフレームドロップがあるシーンがあるようなので10~12MHz設定でも良かったかもしれない。実機ならAB.COM(ウェイト外し)を使うか高速モード設定。
・ステージ間のロード時間
TownsOSで4.5MB分のRAMディスクを登録するようにしてゲームプログラム実行前にカレントディレクトリをRAMディスクに設定、ゲームCD上の全データをRAMディスクにコピーしてから立ち上げるようにした。CD-DAのブツギレは改善しないがロード時間は0.5秒くらいに収まった。
RAMディスク作れるほどメインメモリを搭載していなければ最低6MBの容量を持ったHDDに全データと実行ファイルをコピーしてそこから起動するようにしてもいい。
・操作性の改善
機体移動のデジタル入力・ニュートラルにすると強制的に中央に戻される問題はそのままだが、TOWNSパッドの仕様上スロットルが加速時は上下操作のみ、減速時は左右のみしか機体が操作できない問題を、エミュ「津軽」を弄ってホストPC側のスロットルコントローラを操作するとゲームプログラムのメモリを書き換えて、エミュレータ上のTOWNSパッド操作とは無関係に加速減速できるようにして自由な速度調整ができるようにした。これだけでも全く操作感が変わる。
ちょっと書き換え処理にミスがあって動画の一部画像に1ドット余計な黒点が載る箇所があるのはご了承。
この動画撮影後、津軽の本コードに当改造を実装してもらう。
0:00 イントロ
0:32 競技モードメニュー
1:02 ゲーム開始
5:35 スコア表示
#FMTOWNS #アフターバーナー #レトロPC