12.[BABEL] Episode 1 「明日の記憶(Part 8)」:消えた“創造の書”の行方(ザーラの街) [バベル]
BABEL(バベル , 1992):Japanese video games
Based on a story, Writer:菅沼恭司(Kyouji Suganuma)
[Playlist]
BABEL:https://www.youtube.com/playlist?list=PLYnPhfZ3IEC30cE1w2CAAzXQZp21qCSFx
【BABELでの思い出】
[Episode 1] 明日の記憶(Part 8)
◎ベルダード大陸(0:00)
◎ベルダード大陸(0:31):ザーラの街
1.密売人との会話(0:50):ゼルはセリに参加し、「ダイナマイト×2」を手に入れた(20000エンで競り落とした)。
2.傭兵との会話(2:15)
3.傭兵との会話(2:22)
4.侍女との会話(2:32):領主のガセットは、この館に入ろうとする者を殺せと、兵隊たちに命じていた。彼は、どこからか連れて来た学者を館に監禁している。
5.館に監禁されていたユーベル(3:00):エンイの行方を弟子のユーベルから聞き出そうとしたガセットは、図書の塔にいた彼を連れ出し、この館に監禁していた。
※結局、ガセットはユーベルから何も引き出すことができなかった。
6.ユーベル救出(4:43):助けられたユーベルは、今まで隠してきた事をゼルたちに明かした。それは、ゼルたちの事を今まで疑っていた為に隠し続けてきた事、師であるエンイについての事だ。
1)事故の後、弟子のもとを訪ねたエンイ:事故の後、創造の書を持ったエンイがユーベルの所にやって来た。そしてユーベルは、エンイの研究データを集める手伝いをした。その時、ユーベルはある事に気付く。
2)生命創造の技:エンイが、禁断の秘儀、生命創造の技を使おうとしている事にユーベルは気付いた。それは遥か昔に、調停者さえもが使い方を誤ったという破滅の技だった。
3)愛娘を失った後のエンイの様子:娘のマーナを失ったショックで、エンイは別人のようになっていた(まるで、何かに取りつかれている様だった)。
4)禁断の秘儀を使おうとするエンイの目的:不明。いずれにしても、もし、エンイが書に記された技を実行した場合、間違いなく、この世界は破滅への道を進むことになるだろう。
5)なぜ、生命創造の技が危険なのか:この技を使えば、人間には想像も及ばない生命体、鉄の巨人や不死の体を持った怪物さえ創り出すことができる。
7.ユーベルとの会話(8:19):ユーベルから、エンイの行方の手掛かりとなる情報を聞いた。
◇エンイの行方の手掛かり:エンイは研究データを集めた後、E地区の闇商人から何か買う物がある、と言っていた。
8.セフィアとの会話(9:23):ゼルたちはセフィアと約束を交わすと、彼女がユーベルを連れて館を去るのを見送った。
※セフィアと交わした約束:ゼルとアリサはE区の探索、セフィアはユーベルをB区まで送り届ける。用事が済んだら、ゼルたちはセフィアを迎えに行く。
9.アリサとの会話(9:57):E区の情報屋からネタを買う為に必要な資金をどうやって集めるのか。アリサは心配するが、ゼルは何とかなるだろうと思っていた。
10.ガセットとの会話(10:22):彼は怯えきっている。
11.「金塊」を見つけた(10:33)
◎ベルダード大陸(11:04)
【DATA】
[ベルダード大陸]:BABELの中心に位置し、多くの街と人口をかかえる最も豊かな大陸。この世界最大の都市であり、皇帝の住む帝都「バルベルグ」もこの大陸にある。主人公たちもこの帝都に住んでおり、この物語の主な舞台となる大陸である。
[ルーン教]:穏健なリーア教と対立する、極めて排他的な教団。皇帝の許可を得て武装し、より先鋭化し始めたのは、ルーンの宗主がデュノクレス教皇に代わってからの事。権力者たちは教団から賄賂を受け取っており、手出しできない。
◇神話や伝説に対するルーン教会の姿勢:調停者の存在を否定するルーン教会は、皇帝一族をこの世界の正当な統治者として認めていない。ゆえに、メギル四世はルーン教を冷遇し、穏健なリーア教を優遇した。
[デュノクレス教皇]:ルーン教の最高権威者。その力は教団内部だけに止まらず、帝国全体に及ぶ。彼は目的のためなら手段を選ばず、邪魔をする者には実力行使も厭わない。
1.デュノクレスと教団の先鋭化との相関関係:デュノクレスは、世界に対し非常に虚無的であり、その行く末に対して何も期待していない。ルーン教の輪廻思想的(苦しみに満ち穢れた現世ではなく、来世を見据えている)、また、終末論(そして、裏返しである救世主待望論)的な傾向は、彼が宗主に就いて以来、益々強くなっていった。
2.教皇の権力:貴族たちと皇帝の権力を合わせても、恐らく、デュノクレス教皇一人の持つ力には敵わない。事実上、教皇がこの世界の支配者だと言われている。
1)教皇の財産:帝国全土を3回買えるだけの量がある。
2)教皇軍の武装:皇帝軍のものより新型で量も多い。
3)教皇軍の兵力:教皇が一声かければ、数万の神官と、世界人口の半数を占めるルーン教徒を動かすことができる。
※以上、教皇の力を前に元老院の権威は無いに等しく、議会で何を決定しても、デュノクレスの独断で全て変えられてしまう。
[ルーン教(デュノクレス教皇)の動き]
1.セフィアの身柄確保:セフィアの生死を問わず。目的は、セフィアが持っている「情報」の入手(首だけでも入手できれば、目的を達成できる模様)。
2.セフィアとゼルの行動を監視:セフィアとゼルに“影(見張り)”をつける。
3.皇位継承への介入:皇弟のパオロ親王に皇帝の座を約束。
4.軍備増強:武器弾薬、鋼材を高値で買い取っているらしい。
5.教会から消えた神官たち:来るべき聖戦の日に備え、神官たちがスカード大陸に集結し始めた。
[リーア教]:人々に心の安らぎを与える事(孤児や貧民たちの救済もその一環)を使命とする穏健な教団。リーアの教えは、己が信じる教えを強制せず、信じぬ者(或いは、異なる教え)を差別しない。リーアの指導者の務めとは、信じる者は拒まず、信じぬ者は信じてくれるまで見守る事。
[BABELに纏わる神話や伝説]:起源は不明。リーア教の教典にも影響が見られる。
1.BABELを創造した神:BABELの人々からは調停者と呼ばれている。
2.世界が雲に覆われてしまった理由:人間たちが神に逆らった為。
3.調停者とは:この世を創り出した、あの世の神人。
4.青き星の民:調停者の事をそう呼ぶ者もいる。
5.世界創生の謎と調停者たちの伝説:遥か昔、この世界は時空の歪みに巻き込まれ、文明と秩序は完全に破壊された。その時、調停者たちは何処からともなく現れ、人々をその人知を超えた科学力で救った後、また消えてしまった。
[未知の大陸が存在する可能性]:三大陸以外の、未知の大陸の存在を否定することはできない。だが、大陸を隔てている時震雲を越える技を持たぬ人類には、到底知ることができない謎である。以下、この件に関連する帝都の水質検査について。
1.結果:帝都の中心を流れるユーロ川の水に、未知の金属粒子や石英砂が含まれている事を発見。
2.結論:ユーロ川上流の、時震雲の中には、ウルディア大陸以外の砂漠(未知の大陸)と、そして“何か”がある。
[時震雲]:この世界を取り囲んでいる時震雲は、BABEL創生の大混乱時代に、時空の歪みから発生したとされている。雲の壁の内部では、すさまじい磁気嵐が荒れ狂っており、戦車ですらその中に入ると破壊されてしまう。
[調停者が残した超技術]:ある学者によれば、人間の想像を絶する程のもの(雲の上の神業)では無い。薬品や、各大陸を繋ぐ転送門の転送装置に調停者の技術は応用されている。
1.魔道技師:古代の調停者が残した超科学技術を操る学者たちの事。学者の中でも、魔道技師と呼ばれる者はごく少数である。
2.創造の書:生命と物質の誕生を操るほどの強力な技(無から有を死から生を創り出す、人知を超えた技)を記した調停者の書物。創造の書を完全に使えるのは調停者自身のみと言う者もいる(魔道技師といえど、この書に記されている技を使いこなす事は不可能であり、精々、技の応用で“何か”を創り出すのが限度とも言われている)。
※書に記された技(生命創造の技)は、遥か昔に、調停者さえもが使い方を誤ったと伝えられている。
[エンイ]:魔道技師と呼ばれる学者であり、魔道技師の塔の主。皇族は“創造の書”を持ち去ったエンイの首に賞金をかけ、秘密裏に彼を粛清しようとしていた。
1.創造の書がエンイの手元に渡った経緯:エンイが創造の書を皇族より借り受けたのは、彼が皇帝から研究を命じられた時の事である。この研究を行うには、“創造の書”が必要だった。
※創造の書を管理し、エンイに貸し与えたのは、皇族の血を引くビット卿。
2.皇帝から命じられた研究とは:病と年月に蝕まれた皇帝の体を治療する為の研究。
3.魔道技師の塔で起きた事故:研究中に起きた大爆発で塔は全焼。この事故で亡くなった学者たちは皆、皇帝の体を治す研究をしていた。
4.娘の死:事故で亡くなった犠牲者の中に、エンイの娘マーナも含まれていた。燃え尽きた塔の跡からいくつもの死体が発見されたが、損傷激しく、どれがマーナのものか判別できなかった。
※ユーベル(エンイの弟子)の証言:娘を失ったショックで、エンイは別人のようになっていた(まるで、何かに取りつかれている様だった)。
5.事故当日のエンイ:事故があった日も、エンイはいつものように教会へ行き、孤児たちに勉強を教えていた。
6.弟子との最後の仕事:事故の後、エンイは創造の書を携え、弟子のユーベルのもとを訪ねた。弟子の助けを借りて研究データを集め終えると、すぐにエンイは立ち去った。
※ユーベルの証言:去り際に、エンイはE区の闇商人から何か買う物がある、と言っていた。
7.何故、エンイは創造の書を持ち去ったのか:失踪前、研究データ(皇帝の病を治す為に行われてきた研究のデータ)も一緒に持ち去っていた事から、エンイは禁断の秘儀、生命創造の技を使おうとして、創造の書を持ち去ったと考えられる。
8.生命創造の技を使おうとするエンイの目的:不明。ユーベル曰く、もし、エンイが書に記された技を実行した場合、間違いなく、この世界は破滅への道を進むことになる。
※生命創造の技の危険性:この技を使えば、人間には想像も及ばない生命体、鉄の巨人や不死の体を持った怪物さえ創り出すことができる。