#298【ヴィヴァルディ】ヴァイオリン協奏曲12曲 作品9「ラ・セトラ」 / 協奏曲第7番 変ロ長調 RV359
Channel:
Subscribers:
228
Published on ● Video Link: https://www.youtube.com/watch?v=yPyZqwmorSM
✨【ヴィヴァルディ】アントニオ・ルーチョ・ヴィヴァルディ(Antonio Lucio Vivaldi, 1678年3月4日 - 1741年7月28日)は、イタリアに属するヴェネツィア出身のバロック音楽後期の著名な作曲家の一人です。彼はヴァイオリニストであり、ピエタ院の音楽教師、カトリック教会の司祭でもありました。ヴィヴァルディは多数の協奏曲や室内楽、オペラ、宗教音楽などを作曲し、現代ではヴァイオリン協奏曲『四季』の作曲者として広く知られています。
🔸🎻 《ラ・チェトラ》作品9について
出版年:1727年(アムステルダム、ル・セーヌ社)
献呈先:神聖ローマ皇帝カール6世
構成:全12曲のヴァイオリン協奏曲(第9番のみ2台のヴァイオリン用)
様式:ギャラント様式を意識した重厚かつ洗練された書法
🎼 楽章構成と特徴
第1楽章:Allegro
明るく跳ねるような主題で始まり、独奏ヴァイオリンが華やかに登場。
リトルネロ形式で、合奏とソロが交互に展開。
ソロ部分では急速な音階や重音奏法が登場し、技巧的な見せ場が多い。
第2楽章:Largo
短くも抒情的な楽章。
独奏ヴァイオリンが歌うような旋律を奏で、通奏低音が静かに支える。
ヴィヴァルディらしい陰影と詩情が感じられる。
第3楽章:Allegro
活気ある終楽章。
舞曲風のリズムで、ソロと合奏が軽やかに絡み合う。
フィナーレにふさわしい明快な構造と推進力。