『FF14』ネタバレ全開の『漆黒のヴィランズ』秘話を吉田P/Dが赤裸々に語る(前編)。構想時には『覚醒エオルゼア』という“ボツ案”も存在した!
2021年5月25に公開されたパッチ5.55をもって、『ファイナルファンタジーXIV』(以下、『FFXIV』)の次期拡張パッケージ『暁月のフィナーレ』に向けたシナリオがすべて出揃った。世界中のプレイヤーから賞賛された『漆黒のヴィランズ』と、それに連なる一連のストーリーがひとまず幕を閉じた形だが、いまさら述べるまでもなく、それらは感動とオドロキに満ちあふれたものだった。
『FFXIV』史上最高とも呼ばれる今回のシナリオは、どのような経緯でテーマが形作られ、どう制作が進められていったのか。さらに、罪喰い化しつつある光の戦士を見て落胆したエメトセルクの“本心”や、ランジート将軍との決戦後にサンクレッドが見せた“口パク”の真相など、いまだ残されたままの謎はどうすれば解明に近づけるのか……。そうしたところを探るべく、プロデューサー兼ディレクターの吉田氏にインタビューを依頼。一連のシナリオをすべて振り返れるようになった、いまだこそ語れる秘話をたっぷりと語ってもらった。
なお、一部はすでに8月26日発売の週刊ファミ通にて掲載済みだが、こちらはその全文となり、前編と後編にわけて公開予定だ。
その漆黒編にはふたりのミンフィリアが登場するが、混同を避けるため、かつて暁の血盟の盟主だったほうのミンフィリアは、義母フ・ラミンに引き取られる前の呼び名を取ってアシリア。光の巫女の宿命を背負って第一世界に生まれたほうの少女ミンフィリアは、リーンと表記している。会話の中で、「当時はまだその名前で呼ばれていない」と指摘すべき部分も出てくるが、そのあたりはなにとぞご理解、ご容赦いただきたい。
※週刊ファミ通2021年8月26日発売号に掲載された本インタビューの抜粋版でも、吉田氏が取材時に"ミンフィリア"と語られた部分に関して上記のふたつの呼称に変換していますが、その際に"アシリア"と表記すべき箇所を"アリシア"と誤って表記しておりました。この場を借りて訂正させていただきます。
吉田直樹(よしだなおき)
スクウェア・エニックス 取締役執行役員 第三開発事業本部長。『ドラゴンクエスト』シリーズ初のアーケードタイトルである『ドラゴンクエスト モンスターバトルロード』シリーズのゲームデザインとディレクションを担当。2010年12月に『ファイナルファンタジーXIV』のプロデューサー兼ディレクターに就任。現在、『ファイナルファンタジーXVI』のプロデューサーも兼任している。
『FF14』ネタバレ全開の『漆黒のヴィランズ』秘話を吉田P/Dが赤裸々に語る(前編)。構想時には『覚醒エオルゼア』という“ボツ案”も存在した!
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