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[TGS 2021]「FORSPOKEN」のスペシャルプログラムが配信。2人の開発者が語る本作の魅力とは
スクウェア・エニックスが2022年春の発売を予定しているアクションRPG「FORSPOKEN」(PC / PS5)の新情報が,開催中の東京ゲームショウ2021 オンラインの2日めとなる2021年10月1日の配信で公開された。本作は,スクウェア・エニックスの開発スタジオLuminous Productionsが手掛けるタイトル第1弾として注目を集めている。
『FORSPOKEN』|ストーリー紹介トレーラー(日本語版)
「FORSPOKEN」公式サイト
公開されたばかりの日本語吹き替え版トレイラーが再び流れたあと,本作のCoディレクターを務める寺田武史氏と,クリエイティブプロデューサーの光野雷生氏が登場した。
発生する問題をどう解決するか毎日のように判断しているという寺田武史氏(左)。光野雷生氏(右)の役割は,作品がコンセプトから外れていないかを見定めることだという
寺田氏と光野氏の紹介と挨拶が終わると,2本のビデオメッセージが再生された。1つめはLuminous Productionsのスタジオヘッドであり,本作のディレクターの荒牧岳志氏で,以下のようなコメントを寄せた。
荒牧岳志氏「本作はまったく新しいアクションRPGであり,主人公フレイ・ホーランド役のエラ・バリンスカさんをはじめとした多くの俳優陣に加え,脚本に映画『ローグ・ワン/スター・ウォーズ・ストーリー』のゲイリー・ウィッタさん,基本ストーリーに「アンチャーテッド」のディレクターをつとめたエイミー・ヘニッグさん,楽曲制作に「ゴッド・オブ・ウォー」のベアー・マクリアリーさんなど,豪華クリエイター陣が参加しています。次世代クオリティで描かれる広大な世界を舞台に,魔法アクションを使って冒険する,本作ならではのユニークなゲーム体験にご期待ください」と,作品のセールスポイントがまとめて伝えられた。
2つめは主人公のフレイを演じるエラ・バリンスカさんからのもので,バリンスカさんは日本語で挨拶したあと,「ルミナスプロダクションの皆さんは,素晴らしい冒険を提供するために一生懸命頑張っています。私もこの作品に関わることができて光栄です。最高のゲームになるので楽しみにしてください!」と述べた。
光野氏によれば,バリンスカさんは自分なりのフレイ像を持っており,自分で自分の演技にNGを出すこともあった。そのため,彼女と一緒にフレイというキャラクターを作りあげていったという感覚があるそうだ。
フレイは一般的な主人公のタイプと異なり,不完全な人間らしさを描くことを重要視したという。バリンスカさんがどのように演じたのか,興味深いポイントだ。
続けて,主要なキャラクター達が紹介された。
主人公のフレイは若く未熟だが聡明な女性で,厳しい生い立ちから世界を信用できない。自分の苦しみを素直に出せず,ユーモアで隠してしまうが,思ったことはズバズバ言うとのこと。異世界アーシアに迷い込んだ彼女は,自分が元いたニューヨークに戻る手段を探すために冒険することになる。
「なぜフレイが魔法を使えるのか,それが物語のキーです。詳しい情報は,次の機会をお待ちください」と寺田氏は述べた。
次に紹介されたのは,物言う腕輪のカフだ。光野氏によれば「カフはいつのまにかフレイの腕に巻き付いていた腕輪で,フレイやプレイヤーを導く存在です。フレイとの掛け合いが作品の見どころの1つ」だという。
最後に紹介されたのは,アーシアの地を統治する存在「タンタ」の1人であるサイラだ。彼女はかつて軍勢を率いていたそうで,ゲームでは強敵として立ちふさがるらしい。
ちなみに,タンタはそれぞれ「美徳」を司る存在でもあり,サイラの美徳は「勇猛」。ゲームには,ほかの美徳を司るタンタも登場するのかもしれない。
キャラクターの紹介に続いて,寺田氏がゲーム世界であるアーシアの説明を行った。
「アーシアとは大陸の名称で,あることが原因で人や動物が住めなくなりつつあり,滅亡の危機に瀕している。企画の段階から“世界一美しい世界を作りたい”という思いがあったが,その美しさの裏で命が儚く散っていく世界でもある」とのこと。
気になるゲームシステムはどんなものだろうか。寺田氏の説明では,魔法にフォーカスした戦闘システムが採用されており,飛び道具タイプや設置型など,さまざまなバリエーションが楽しめるという。魔法は,適した場面で使い分けてもいいし,気に入ったものを使い込んでもいいなど,いろいろな遊び方ができるゲームデザインを目指している。
公開されたトレイラーで注目された,魔法を使った移動については,開発チーム内で「魔法パルクール」と呼ばれており,見た目の印象よりも操作は単純で,基本的にワンボタンで繰り出せるとのこと。開発の初期に魔法パルクールはなかったが,アイデアを出し合って作りだし,今では全員が気に入っている要素だという。「ルミナスプロダクションらしい作り方ができた」と,寺田氏は語った。
まだまだ謎の多い作品だが,配信で発表された新情報は以上のとおりだ。寺田氏は「配信が終わったら,すぐにスタッフとの会議が待っている」と述べるなど,開発が佳境にさしかかっていることがうかがえる。
光野氏は「グラフィックス,ゲームシステム,ストーリー,あらゆる部分でアッと言わせる作品にしたい」と抱負を語った。続報を楽しみにしたい。
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