ガンフロンティア -アーケードギアーズ Vol.2 : Gun Frontier. セガサターン実機
SATURNモード(横画面)でグッドエンディングまで。タイトーF2システム基板からの移植で、個性的なメカデザインそして演出とBGMがとにかく素晴らしいゲーム。魅せる世界観や演出は後のメタルブラックやダイノレックスにしっかりと受け継がれていたと思います。
しかしガンフロンティアの敵機破壊の気持ちよさは格別なものがありますね。そして針弾の始祖らしい(弾丸ですが)。
設定でSATURN(横画面)、ARCADE(縦画面@右90度)に切り替えが可能。SATURNモードはドット比の関係からオーバースキャン表示なため、オープニングのテキストの下部が切れちゃっているのが残念。上下は自機が半分以上はみ出してしまうほど表示エリアが狭く圧迫感がすごいです。他には「連射なし」「8/秒」「30/秒」の3種類の撃ち分けが可能。このゲームは自機の弾速が遅い上に画面上に4発までしか撃てないので8/秒連射でも弾切れが顕著です。中型機やボスに撃ち込む以外ではそんなに連射が必要な場面はないので平時は手動でポチっポチっとゆっくり連打するといい感じで戦えます。
家庭用へはこのサターン版が初移植で制作はエクシング(XING)。同社が展開していた「アーケードギアーズ」シリーズの第二弾として発売。2枚組ケースでゲーメストスタッフによる攻略冊子が付属していました。このアーケードギアーズは第一弾が「プリルラ」、第三弾が「ワンダー3」、第四弾が「イメージファイト&X-マルチプライ」という非常にマニアックなラインナップでアーケードキッズ大歓喜。
ちなみにガンフロンティア以外はプレイステーションにも出ていた模様です(そっちはよく知らないんで間違っていたらゴメンナサイ)。
所謂「目移植」だったらしく移植度はあまりよろしくないです。見た目的には全体的にけっこう簡略化されています。敵機破壊時の爆発アニメーションのショボさ、ボス撃破時の爆風、5面開始直後の背景の敵機の減少と敵機が飛び上がってくる演出、2面と5面ボス登場時の演出、2面ボス時の雲の動き、横画面でのボム時のラスターの方向が縦画面時と同じ(これは原理上仕方ないのかな?)、ラスト一騎打ち時の自機の変形アニメーション、ランキング画面の自機のグラフィック省略、まったく違う内容のデモプレイ(初見時に心打たれた滝のシーンのデモがない)、等等…再現されてない要素が多くかなり気になります。
音の方も細かいSEが端折られてたり、再現性が不明ですがSEが消失する時があり、ボスの爆発や3面と5面ボス時のサイレン音とか最後まで鳴るときと鳴らない=消えてしまう時があります。
あとロード時間=読み込みが長い。
見た目以上に批判に上がるのが内容の方で、アーケード版は様々な要因で上がっていく独特なランクシステムでしたがそれらが再現されてない、ボムを使った隠しボーナスの類もなし(これは知らされてなかったようです)。制作時にタイトーからはグラフィックデータしか提供されず、中身は基板を買って録画し目移植…という感じだったようで制作の苦労がうかがえます。なんかこんなような話、前にもどこかで聞いたような。
逆にそんな感じなのが幸いしてこのサターン版はとても遊びやすくなっているので、拘りがなければ素晴らしいBGMにどっぷり浸かりながらプレイできる一本。
BGMはCD-DAで音源ソースは当時ポニーキャニオンから発売されたG.S.M. 1500 SERIES。当時のサントラの例にもれずオリジナル基板にはないエフェクト処理が加えられています。
高校生の頃ガッコー帰りに最寄りのゲーセンでたまにプレイしておりました。初見時アドバタイズデモで滝のシーンにウットリしたなぁ。んで毎回最後にアウトラン→スーパーリアル麻雀P3と当時よくあったアイドルを模写した脱衣麻雀(タイトル覚えてない)でフルボッコにされて〆という懲りないローテーションで(笑)
1991, 1997 TAITO / XING
▼セガサターン再生リスト
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This game is Japanese version.
#ガンフロンティア #セガサターン #Higemaru
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