【ゆっくりRTAプレイ】おまかせ!退魔業(セイバーズ)【いっしょに行こう、妖怪退治。】レトロゲーム
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タイトル:おまかせ!退魔業(セイバーズ)
ジャンル:アドベンチャーアクション
発売日:1996年2月23日
対応機種:セガサターン (SS)
発売元:セガ・エンタープライゼス
開発元:日本メディアプログラミング (JAMP)
作品紹介
江戸の昔
悪さをした108匹の妖怪たちが、謎の風水師によってある丘の上に封印された。
そして、現代。その丘の近くで高校の遠足があった。仲良し3人組の雛子、華奈、若羽は遠足に大喜び。
ところが、はしゃぎすぎた彼女たちはうっかり封印石を壊してしまい、封印されていた妖怪たちが解放されてしまったから、さあ大変。
そのとばっちりで、たまたまそこにいあわせたクラスメートの男の子(プレイヤー)まで宝石にされてしまう。
そこへ封印石の精霊のおじいさんが現れ、「すべては、おまえたちの責任じゃ!三人力を合わせ、妖怪どもを封印し、征伐せえ!」と言い放ち、3人組に妖怪たちと戦う力を秘めた道具を授けた。妖怪を封印し直せば、男の子も人間に戻ることができるという。
かくして、 退魔業になった仲良し3人組の妖怪征伐が始まった!
90年半ばのゲーム業界は、技術革新によって既存の2Dドットに捉われない新しいグラフィックが模索されていた。
最終的には3Dポリゴンが主流となっていくが、その裏ではアニメや実写での表現を模索していた企業も存在する(たとえば前者はNECがPC-FXのウリにしていた)。
当時のセガは『バーチャレーシング』『バーチャファイター』で3Dゲームのパイオニアとなった傍ら、その裏では実写ゲームにも力を入れていた(『ワンチャイコネクション』など)。
本作はそんなセガが送り出した実験的な作品の一つで、変身ヒロインものを実写で表現したADVゲームである。
実写による変身ヒロインについては他ジャンルにおいて既に前例があり、本作発売の数年前に放映終了したファミリー向けの特撮ドラマシリーズ『東映不思議コメディー』のシリーズ末期における題材として実写の変身ヒロイン(通称『美少女編』)が打ち出されている。
この作品群の内、戦士に変身して悪と戦うバトルヒロインをテーマとした3作品が後年における「戦闘美少女戦士」というジャンルの先駆けとして認知されており、、本作もその流れを汲む作品として宣伝されていた。それでもメジャーな題材とは言えず、発売前の雑誌レビューでもイロモノと見なされる向きが強かった。
結果的に本作はゲーム作品としても珍しい試みとなり、「未来しか見ていない」と揶揄されるセガらしさを体現した作品に仕上がっている。
主演を務めたのは、南青山少女歌劇団出身のオリジナルユニット「FEEL」。ゲーム・音楽・ライブパフォーマンスのメディアミックス企画として立ち上がったグループで、本作はその最初の企画として作られたゲームである。