【XR Kaigi 2019】キャラクタと触れ合うために
https://xrkaigi.com/session/s25.html
講演概要
VRやMR、実世界に表現されたキャラクタとの自由な触れ合いを実現するためには、ユーザの動作に合ったキャラクタの動作が必要となる。しかし、従来のキャプチャやキーフレームアニメーションによる作り方では、自由度を上げるためには膨大なモーションデータが必要となるため、難しかった。そこで、ユーザの動作に合わせてシミュレーションによりその場で動作を生成する手法でキャラクタらしい動作を実現する手法を我々は研究している。
今回は、研究の動機、必要性を紹介するとともに、物理シミュレーションに基づく自然な動作とキャラクタらしさの作り込みを両立させるための、動作生成手法とそれに必要なデータの制作手法を紹介する。
講演者詳細
長谷川 晶一
東京工業大学 未来産業技術研究所 准教授
1997年東京工業大学工学部電気電子工学科卒業.1999年同大学大学院知能システム科学専攻修士終了.同年ソニー株式会社入社.2000年東京工業大学精密工学研究所助手.2006年9月博士(工学).2007年電気通信大学知能機械科准教授.2010年東京工業大学精密工学研究所准教授現在に至る.EuroHaptics 2004 Best Paper Award,EuroGraphics 2004 Best Paper Award,ACE2005, 2012 Best Paper Award,日本バーチャルリアリティ学会論文賞,貢献賞など受賞.バーチャルヒューマン,物理シミュレーション,力触覚,ヒューマンインタフェースロボット,エンタテインメント工学の研究に従事.
三武 裕玄
東京工業大学 未来産業技術研究所 助教
2011年 東京工業大学大学院 知能システム工学専攻博士終了、同年より精密工学研究所(改組により現在は未来産業技術研究所)助教。
主な研究対象は感覚・運動制御・動力学のシミュレーションによるキャラクタ動作の自動生成手法、およびその応用。研究成果を応用したインタラクティブキャラクタとして「Kobito -Virtual Brownies」「AGC バーチャルコンシェルジュ朝比奈硝子」「東工大 × ソードアート・オンライン ユイに会いに行こう!」なども制作。
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