G-SAVIOUR ”Ord”
G-SAVIOUR
〈あらすじ〉
宇宙世紀223年、地球圏は深刻な食料危機に見舞われていた。
大西洋に位置する『深海農業研究施設』の警備主任マーク・カランは墜落したMSを深海より救助した。しかし施設に帰艦したマークを待ち受けていたのは、地球議会軍の兵士を率いたジャック・ヘイル中佐であった。侵入者を制圧にきたという中佐。彼の指揮の下、マークの前で侵入者たちの一人は射殺され、一人の女性が捕らえられた。
議会軍の一方的なやり方に疑問を感じたマークは女性との面会に成功、彼女がサイド・ガイアから来た研究者であることを知るが、ジャックの策略によって殺人の汚名を着せられたふたりは議会軍に追われることとなる。議会軍から逃げ出したマークたちはディーターやコゥビィと合流、さらにマークの恋人ミミの協力を得て、議会軍の貨物用シャトルに乗り込み、宇宙へと脱出した。
数時間後、サイド4の都市「ニューマンハッタン」に到着したマークたちは、シンシアのつてで反地球議会軍組織である「イルミナーティ」の幹部と接触を図るが、そこに現れたのはマークのかつての戦友であるフィリッペであった。旧友との再会に驚くマークに対して、フィリッペは自らの組織が開発した新型MS「G-SAVIOUR」への搭乗を促すのであった――。
登場人物
マーク・カラン
元は議会軍のMSパイロットでエースとして名高かったが演習中に起きた親友ソウヤーの事故死の際に最低な命令を下した上官ジャックと対立し、除隊した。最終階級は大尉
その後、深海農業研究施設リグにて作業用MSのパイロットをしていたがある日を境に事件に巻き込まれていく。当初は親友の死がトラウマで戦うのを嫌っていたがガイアの危機に対してGセイバーを駆って議会軍と戦う。
シンシア・グレーブス
サイド・ガイア生物工学主任を務める助教授。
リバ博士と共に食糧問題を解決できるであろう生物発光を研究していたがそれを独占しようとする議会軍に狙われる。
マークと徐々に心を通わせていく。
グレーブス委員長
サイド・ガイアの代表でシンシアの父。
フランツ・ディーター
サイド・ガイア生物研究所の研修生。シンシアの仲間。
MSフリーダムに乗って戦う。
コゥビィ
サイド・ガイア生物研究所の研究員で、シンシアの助手。ハロと言う携帯端末を持つ。
フィリッペ・サン・シモン
イルミナーティの幹部。元は議会軍の軍人でかつてのマークの戦友でもある。戦死した事になっていたが現在はサイド4ニューマンハッタンにてレストランを経営している。マークの腕を知っており、彼にGセイバーを託した。彼もMSパイロットであり、Iセイバーを駆る。
ジャック・ヘイル
議会軍中佐。冷酷な性格で目的の為ならば手段を選ばない卑劣漢。マークの元上官。父親は元は連邦高官らしい。
ソウヤーの事故の際には高価な機体に乗っていたマークに助けるなと命令し、ソウヤーを死なせた最低男。シンシアを助けたマークを反逆者に仕立て上げた。
MSレイを駆り、MWで容赦ない戦いを仕掛ける。
ガーノー
セツルメント国家議会地球総督。かつては地球連邦軍のMS乗りだったらしく、そこから現在の地位にのし上がったと言う。
ガイアが発明した生物発光を独占して地球圏支配に利用しようとする強硬派の独裁者。平和主義すらも軽蔑する下郎でもある。
リバ博士抹殺を命じたのは彼である。
ミミ・デビア
議会軍情報部に所属する女性。マークの恋人。
議会軍の戦略立案員のポストを狙っており、ガーノーに取り入ろうとするが彼の悪意に対して不信を抱く。
ホーク議長
セツルメント国家議会の議長、即ちセツルメント国家議会の元首。
ガーノーからは「演説は見事なものであるが内容ではなく話し方が素晴らしいだけ」だの「腐った平和主義者」と酷評されている。
Gセイバー
秘密結社「イルミナーティ」の主力モビルスーツ。
同組織所属の開発チーム「セイバーチーム」によって開発されたガンダムタイプモビルスーツの総称である。
旧式モビルスーツ「フリーダム」をベースとした「Fセイバー」をベースに開発されており、Gセイバーはセイバーチームによって開発された7番目の機体である。
旧地球連邦時代から開発が進められていたが、制式採用を目的としていないコンセプトモデルとしての意味合いが強い。その為、軍用機としては失格だと言う学者もいるがそのプロトタイプ的高性能は生み出されるであろう新技術のテストベッドとしては申し分のないものだと言う意見もある。なお装甲形状はフリーダムの外装を改変したものを採用しつつ、内部部品の8割が同時代の現用MSの物を流用している。
最大の特徴は「オリジン」と呼ばれる基本フレームに装甲や装備を追加する事で重力下仕様の「テラインモード」と宇宙仕様の「スペースモード」などに換装できることであり、このシステムによりブグと言った並の汎用MS以上の性能を発揮できる。
反面コストが高騰してしまい、整備性が低下しているほか、装備換装用ハンガーが母艦や基地の限られたスペースを占有してしまうという問題点も上げられる。
主なパイロットはマーク・カラン、アブナー・セイバー、バリー・アダムス、リード・フォックス。
スペースモード
頭頂高 18.2m〜18.7m
基本装備質量 140.4t
主推進機出力 1008000kg
最大出力連続許容時間 42分
ジェネレーター定格出力 5512kw
乗員 1名
宇宙用の形態。腰周りと背中に大型のスラスターを有し、大腿部と大腕部の装甲をオミットする事で高い運動性と加速性を誇る。
宇宙用だが地上でも問題なく使用できる。
テラインモード
頭頂高 18.2m〜18.7m
基本装備質量 64.0t
主推進機出力 313600kg
最大出力連続許容時間 42分
ジェネレーター定格出力 5512kw
乗員 1名
地上用の形態。スラスター類が外され防御用の装甲が取り付けられているが、高い運動性を有し、脚力はスペースモードの2.8倍に相当する。
テラインホバーモード
テラインモードの腰周りと背中に大出力ホバーを装備した形態。
高速での飛行や歩行こそ不可能だが、ホバリングによる高速移動により高層ビル群や山岳地帯等で威力を発揮する。
バリエーション
Iセイバー
頭頂高 18.5m〜19.4m
基本装備質量 92.6t
主推進機出力 694500kg
最大出力連続許容時間 58分
ジェネレーター定格出力 5126kw
乗員 1名
イルミナーティで使用されているセイバーシリーズの9番目の機体。セイバーチームの別班によってGセイバーと並行して開発が進められていた。
Gセイバー スペースモードと同様、高い運動性を追求し開発されており、背部にベクタードノズルを有し、鳥の足を思わせる脚部が特徴。しかし、Gセイバーのスペースモード以上に機体に施された装甲が極端に少なく、必要最低限の装甲しか施されていない。
これは敵の攻撃を高い機動力と運動性を用いて回避するという設計思想の下に開発されている為である。
ガイアの光事件で複数機がガイアの援護に駆け付け、MWを撃破している。この事からも量産機であるようだ。
パイロットはフィリッペ・サン・シモンをはじめとするイルミナーティ所属パイロット。
G2セイバー
Gセイバーの後継機。
Gセイバーの四肢に採用された「シングル・ジョイント・フレーム」を「ダブル・ジョイント・フレーム」方式に変更した機体である。
関節の数が増えた結果、剛性が低下した代わりに柔軟性と即応性が向上している。
また、膝から足首が大型化しており、これにより機動力や迎撃能力が向上したとされている。
G3セイバー
所属はイルミナーティ。
オーストラリア・シドニー跡地のアイランド・イフィッシュ残骸での戦いにてセツルメント国家議会軍のMSレイブンに敗れ大破したリード・フォックスのGセイバーを開発元であるセイバーチームが最新技術で改造したモビルスーツ。ジーサードとも呼ばれる。
脚部はG2セイバーと同じだが胴体と頭部のユニットは新規に設計・開発されたものになっており性能も格段にアップしている。Jセイバー開発に使用された技術を使っている為、機体シルエットも似ており、またJセイバーとパーツの共用も可能となっている。
ビームライフルもJセイバーの者と同じ新型を装備しており、グリップには円形パーツが追加されており、複数の敵に弾をバラまくラピッドファイアと言う攻撃が可能。一方で、ビームサーベルは腕部ビームシールドユニットから発生させる形式に変更され、ビームサーベル使用時にはビームシールドを使用できないという欠点がある。
機体換装システムも健在であり、重攻撃モードと強行戦闘モードへの換装も可能。
パイロットは引き続きライトニング部隊のリードが担当する。
ライトニング部隊の主力としてリードと共に各地を転戦し、ヨーロッパの巨大廃墟内のMW工場破壊や東京でのクーデター阻止などに活躍し、プロジェクトレイブン打倒に貢献、そしてアイランド・イフィッシュの残骸で再び相まみえたレイブンとの戦いに勝利した。
尚、この機体が現在判明している宇宙世紀最新最後のガンダムタイプである。
重攻撃モード
運用限界まで火器と装甲を搭載したタイプ。機動力は低下しているが攻撃力と防御力は向上している。
武器はビームライフルとビームサーベルに加え、両肩に機体全長よりデカい大型キャノン砲を装備しており、これを使った長距離攻撃が得意。このキャノン砲は実弾で戦闘中に弾薬が調達できるようにするべく、宇宙世紀0221年に議会軍で採用された自走砲と同じ弾薬を使っている。
強行戦闘モード
あらゆる地形における機動力を重視したタイプ。脚部のホバーユニットをオミットしてソール部にローラーを装備している。ローラーには自走動力は無いが、機体のスラスターを使って高速機動を行う。単純機構なので故障率が少なく整備性も良い。
武器はハンドビームガン、大型バスターキャノン、ガトリングガン、ミサイルポッドと重攻撃モードよりも多数の武装を持つ。
スペースモード
設定画の段階で存在しているが未登場。
Jセイバー
イルミナーティの精鋭部隊ライトニング部隊の主力機。
セイバーシリーズ10番目のMSであり、Iセイバーと同じくセイバーシリーズでは珍しい量産機。
地上、宇宙問わず運用でき、腰部に専用の高機動ユニットを装備する事で大気圏内飛行が可能。
基本性能はGセイバーを上回る。
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