【FILE No.30(Case.3)】 冷凍保存会社への取材(Part2) [THE UNSOLVED(ジ・アンソルブド):HYPER SCIENCE ADVENTURE]
THE UNSOLVED:HYPER SCIENCE ADVENTURE(ジ・アンソルブド, 1997):Japanese video games
Original Story by Akio Asuka(飛鳥昭雄)
Game Scenario by Kazuto Iwata(イワタ カヅト)
Movie Directed by Brian Yuzna
[Next]
Case.3(FILE No.32): • 【FILE No.32(Case 3)】 バーテンダー エリックの証言 [THE U...
[Previous]
Case.3(FILE No.30:Part 1): • 【FILE No.30(Case.3)】 冷凍保存会社への取材(Part1) [TH...
[Playlist]
THE UNSOLVED(Case.1): • THE UNSOLVED, HYPER SCIENCE ADVENTURE(1997...
THE UNSOLVED(Case.2): • THE UNSOLVED, HYPER SCIENCE ADVENTURE(1997...
THE UNSOLVED(Case.3): • THE UNSOLVED, HYPER SCIENCE ADVENTURE(1997...
【FILE No.30:Part 2】:冷凍保存会社への取材(Case.3)
※一部音声を修正している箇所が御座います。ご了承のほどお願い申し上げます。
[マック・キャラハンの選択]
1.強く否定(2:54):“マック・キャラハン、この男は暴力を敬愛する重病患者だ。まともな取材は望めそうにない。・・・・・・帰ろう(トム・ホプキンス)”
2.強く肯定(5:30):“俺は、コイツとは理解し合えないぜ。キャラハンさんよ、アンタはこの屁理屈野郎のこと、理解してんのか?(クリフ・パターソン)”
【取材データ】
[人物]
1.クリフ・パターソン(診療施設“赤い御影石”の元患者)
1)色彩コード:スカーレッド(黄色味を帯びた赤)
2)不動産屋勤務
3)トムの元同僚で、“赤い御影石”をトムに紹介した
4)ジェレミー・ロトと交際していた
2.ミッチー・マクスウェル(ヒューチャー社所長)
○ヒューチャー社で死体を冷凍保存している
[専門家の証言]
1.人間の冷凍保存(証言者はヒューチャー社所長、ミッチー・マクスウェル)
1)死んだ人間をいつの日にか蘇生させる為に、“臨床的な死”の状態で全身若しくは死体の頭部を冷凍保存する
2)費用は$4万~$15万
2.死体は検死官を通して冷凍保存(証言者はヒューチャー社所長、ミッチー・マクスウェル)
○死体は検死官に確認している為、法律違反ではない。
[その他の証言]
1.ジョナサンは心の師(証言者はトムの元同僚、クリフ・パターソン)
1)Dr. ジョナサンは、親兄弟以上の存在。
2)Dr. ジョナサンは、偉大なカウンセラー。
3)Dr. ジョナサンは精神病院の体制に反発し、どんな重症患者にも真剣にカウンセリングを行っていた。
2.ジョナサンはヒューチャー社で冬眠(証言者はトムの元同僚、クリフ・パターソン)
1)Dr. ジョナサンは、冷たい氷の下で生きている。
2)ヒューチャー社で冬眠している
3.清い人格には純粋な赤を与えられる(証言者はトムの元同僚、クリフ・パターソン)
1)患者に与えらえた色彩コードはカルテ
2)Dr. ジョナサンは、優れた人格者には赤色系の色彩コードを与えた。
※優れた人格者とは、いったい何なのか。
3)Dr. ジョナサン曰く、“清い人格には純粋な赤を与える”
4.ジョナサンは死んだ2人がお気に入り(証言者はトムの元同僚、クリフ・パターソン)
1)Dr. ジョナサンは、殺されたスーザンとリンダの2人がお気に入りだった。
2)2人の色彩コードは“純粋な赤”に違いない。
※スーザンとリンダ、ともに“頂点の赤”が与えられていた。
5.真っ黒の色彩コードの恨み(証言者はトムの元同僚、クリフ・パターソン)
1)Dr. ジョナサンに、“レイブン”という真っ黒い色彩コードを与えられた患者がいる。
2)“レイブン”という色彩コードを与えられた恨みからなのか、Dr. ジョナサンはその患者の母親から告訴されたことがあった(証拠不十分で犯行は立証されず、患者側の訴えは棄却された)。
※1.恐らく、“レイブン”という色彩コードを与えられた患者とは、キャシー・レインのこと。そして、Dr. ジョナサンを告訴した患者の母親とは、ブリジッド・レインのことである。
※2.レイブン:カラスのように真黒な色。色彩コードによる階級制において(“赤い御影石”において)、“黒色(黒の色彩コードを持つ命)”は最下層であり、この世で一番醜い者とされる。
※3.キャシーのコンプレックス:赤色を好むDr. ジョナサンから性的暴行を受けた事、或いはそれ以上に、“黒の色彩コード”を与えられた事が、キャシー・レインに赤色を使うことを躊躇わせているのかもしれない。
※4.“赤い御影石”の患者たちは、色彩コード(或いは、Dr. ジョナサン)に支配されている。それは恐らく、“赤い御影石”にやって来る患者たちが、他の病院から見捨てられるほどに重傷(クリフ曰く、“厄介な商品”)である事が関係している。
どんなに重症であっても真剣にカウンセリングするDr. ジョナサンとは、社会(市場経済)から見捨てられた患者たちにとって、“最後の拠り所(親兄弟以上の存在)”なのだろう。そして、そのジョナサンから与えられた色彩コードが、患者たちとって特別なものであることは想像に難くない。