ドアドア[ファミリーコンピュータ ロングプレイ/LONGPLAY]
『ドアドア』 (Door Door) は、1983年にエニックスから発売されたコンピュータゲーム。
ゲームクリエイター中村光一の出世作で、エニックス主催「第1回ゲーム・ホビープログラムコンテスト」で準優勝し、賞金50万円の優秀プログラム賞を受賞している。
1983年にパソコン用ゲームとしてリリースされた後、1985年7月18日にエニックスのファミリーコンピュータ参入第1弾タイトルとして発売され、20万本のセールスを記録した[1]。2004年にチュンソフトがiアプリ版をリリースしている。
オリジナルはPC-8801版。5層のフロアで構成されるステージで、主人公のチュン君を操作しながらモンスターを誘導しドアの中に閉じ込める。全てのモンスターをドアの中に閉じ込めるとクリア。面数は全20面。
モンスターは通り種類によって移動のパターンが異なっており、フロア間をつなぐ昇降手段もチュン君・モンスターの両方が使える階段、チュン君だけ使える梯子、モンスターだけ使える網のほか、チュン君だけが降りることができる滑り台と多彩である。一定の手順でなければクリアできないというパズル要素は最初の方のステージではないが、ドアは取っ手のある側からしか開けないため、取っ手の付き方によってはモンスターを誘導する道順を考えなければならなかったり、ドアよりも敵の数が多くまとめて閉じ込めることが前提となっているステージがあったりと、ステージが進むにつれてクリアには緻密な手順を求められる。ドアは半ドアにして敵が出てくるタイミングをずらすことが可能で、これを駆使することで敵を一網打尽にすることができ、次の面で登場するボーナスアイテムも得点が高いものが出現するので得点を稼げるが、高得点を目指そうとなると一段とパズル要素が高くなる。奇数×10000点ごとにプレイヤーの残機が増え、最大9人まで増やすことができる。コンティニューが存在しないため、ステージを進めていくには高得点確保は必須となる。
パソコン雑誌『I/O』へのアーケードゲームの移植作品の投稿で名を馳せていた高校3年の中村光一がアーケードゲーム『ディグダグ』(1982年)を移植してエニックスのコンテストに応募しようとしたが、クローンゲームは断られたため、敵キャラクターを集めて一度にやっつけるという『ディグダグ』の快感を再現しようとゲームデザインした[7]。キャラクターのデザインは同級生の友人が担当した[8]。プレイヤーキャラクターを操作している間だけ音楽が流れるという仕様も『ディグダグ』と同じである。授業中に教室のドアの開け閉めでドアドアのアイデアを思いついたという[9]。
他機種版もほとんどを中村自身が移植作業を行った[10]。パソコン版の『ドアドア』の累計販売本数は8万本で[5]、大学生だった中村の年収は1,000万円を超えたという[11]。
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