ベア・ナックルII 死闘への鎮魂歌[メガドライブ ロングプレイ/LONGPLAY]
始め: 00:00
STAGE 1: 02:33
STAGE 2: 12:57
STAGE 3: 20:38
STAGE 4: 32:55
STAGE 5: 44:27
STAGE 6: 55:26
STAGE 7: 1:04:30
STAGE 8: 1:16:28
使われていないな音楽:1:29:05
『ベア・ナックルII 死闘への鎮魂歌』(ベア・ナックルツー しとうへのレクイエム、海外名:Streets of Rage 2)は、1992年12月20日に北米にて日本のセガから発売されたメガドライブ用ベルトスクロールアクションゲーム。日本では1993年1月14日に発売された。
同社の『ベア・ナックル』シリーズの第2作目である本作は、囚われたアダムを救う為、アクセル、ブレイズ、そしてプロレスラーのマックス、アダムの弟のサミーが立ち上がる。シリーズ中でも最高傑作との評価が高い[2]。
1993年にゲームギアに移植された他、1994年には欧州にてセガ・マスターシステムに移植された。2003年にはセガゲーム本舗の1作としてWindowsにて発売、2007年にはWii用ソフトとしてバーチャルコンソールにて配信された他、Xbox 360用ソフトとしてXbox Live Arcadeにて配信された。2015年にはセガ3D復刻プロジェクトの1作としてニンテンドー3DSにて配信された。その他、PlayStation 2およびゲームキューブ用ソフト『ソニック ジェムズ コレクション』(2005年)やPlayStation 3およびXbox 360用ソフト『ソニック アルティメット ジェネシスコレクション』(2009年)などのオムニバスソフトに収録された。
前作に比べてキャラクターのグラフィックが大きくなり、アニメーションも滑らかになり、雑魚キャラクターにも体力ゲージが表示されるようになった。また打撃音にADPCMが多用され、攻撃時の迫力が増した。タイマーがあってもタイムが頻繁に加算されるため、タイムアップはまず無い、スペシャル攻撃の連射でもボスを倒せるなど難易度は低く設定されている。1画面に同時に登場する敵キャラクターは1人プレイ時で5人、2人同時プレイで最大6人。オープニング曲は前作のバッドエンディングの曲をリミックスしたものが使用されている(ストーリー上に前作のバッドエンディングとの繋がりはない)。
スペシャル攻撃(必殺技)が前作の回数制限・ボム的なものから、体力消費・無敵・周囲を吹っ飛ばす技に変更された[3]。また、前方へ強力な打撃を行うタイプのスペシャル攻撃も追加された。前者は敵に当たらなければ体力を消費しないうえ、命中時の体力消費も少なめなので、敵の攻撃に対するカウンターや回避手段としても使いやすい。後者は単体の技としては最大級の破壊力を誇るが、動作時間が長かったり、判定はさほど良くないなどの欠点もある。
「ダウンさせないジャンプ攻撃」が追加された。これは通常の飛び蹴りなどの敵を吹っ飛ばすジャンプ攻撃と違い、ヒットしても怯ませるだけでダウンさせない。このため格闘ゲームのように飛び込みからの連続技をできたり、着地してそのまま掴み状態へ移行できる。技単体としても若干横のリーチが劣るが、下方向への判定は強めで使い手がある。
また他にも背面攻撃、溜め攻撃、ダッシュ攻撃、掴み状態からの裏廻り、後掴み状態、ジャンプ投げ、ニュートラル投げ(ダメージ多め)とレバー入れ投げ(敵を巻き込みやすい)、後ろ掴みからの投げ、垂直ジャンプ攻撃、受身など技と展開が豊富である。さらに、通常攻撃などのモーションをキャンセルしてダッシュ攻撃やスペシャル攻撃につなぐことも可能になっており、対戦型格闘ゲームさながらの連続攻撃を繰り出すことができた。
本作から、通常ゲームの他に対戦モードが追加され、対戦格闘ゲームの様にプレイヤーキャラクター同士での対戦格闘が行えるようになった。対戦モードに限っては1Pと2Pで同じキャラクターが選択でき、同じキャラクターを選んだ場合は2P側が色違いキャラクターになる[注 1]。キャラクター選択後にステージとスペシャル攻撃の有無が選択でき、選んだステージによってあらかじめ地面に落ちている武器が変わる。ゲームは2本先取制で、対戦中はタイマーが3ずつ減っていくのでタイムアップもありえる。
当時セガの社長を務めていた中山隼雄は、ゲームギア(海外版はセガ・マスターシステム)用ソフト『ソニック・ザ・ヘッジホッグ』(1991年)の大ヒットを受け、同作の開発元であるエインシャントの関係者を呼び出し、当時流行していたカプコンのアーケードゲーム『ストリートファイターII』(1991年)を超えるタイトルを作るよう命じた[2]。
企画はPCエンジン用ソフト『パラソルスター』(1991年)を手掛けた内村語およびゲームギア(海外版はセガ・マスターシステム)用ソフト『ソニック・ザ・ヘッジホッグ』(1991年)を手掛けた古代彩乃、X68000用ソフト『スライス』(1991年)を手掛けた市川幹人、オブジェクト・デザインは彩乃の他に有賀ヒトシ、斉藤智晴が担当している。
また、彩乃はグラフィックディレクターやアートディレクター、さらにはキャラクターデザインも手掛けた[3]。
開発チームは、セガから借りた基板をプレイして研究を重ねた[2]。
彩乃の兄で、エインシャント代表を務める古代祐三は、ファミ通とのインタビューの中で、前作『ベア・ナックル』を継承する気持ちがあるとしたうえで、『ストII』の影響を受けていることを認めている[2]。
プレイヤーキャラクターは、格闘ゲームの類型に合わせる形で生み出され、本作を初出とするマックスとサミーは祐三と彩乃が話し合って作られた[3]。第一作の主人公の一人であるアダムは特徴を付けられないという理由から、プレイヤーキャラクターから外され、そこからストーリーが作られた[3]。
当初は『ストII』同様、対戦の要素も入れられる予定だったが、見送られた[3]。敵キャラクターであるシバに、多彩な技や必殺技であるファイナルクラッシュが用意されていたのはその名残である[2]。また、シバは漫画『グラップラー刃牙』に登場する範馬勇次郎をモデルとしており、野球場のマウンドから降りてくる演出も同作を参考にしている[2]。
当時のスーパーファミコン向けのゲーム同様、本作においても、ステージに様々な要素を詰め込む方針が取られた[3]。その一環として斜めスクロールが導入されたことに伴い、スペシャル攻撃の内容が変更された[3]。
本作のステージには一つ以上インパクトのあるものを用意してストーリー性を出しており、彩乃はエインシャントのブログ記事の中で、この手法は『魂斗羅』シリーズの影響を受けていることを認めている[3]。
本作の音楽は前作を担当した祐三とゲームギア用ソフト『The GG忍2』(1992年)を手掛けた川島基宏が担当した。
当時流行していたベルトスクロールアクションゲームの多くがハードな音色や派手なスネアを取り入れていた一方、本作においてはハウスミュージックを中心とした楽曲が用いられており、中にはドラムンベース風の楽曲もあった[15]。
音楽の方向性について、祐三はレッドブルとのインタビューの中で、当時のテクノやハウスの流行に合わせて新しい音を取り入れたと話している[16]。
キャラクターボイスは音楽を担当している古代の音声を加工したものが使用されており、女性キャラクターのブレイズも含めた全キャラクターを演じている[17]。
メイン・プランニング:CADMIX
企画:TALK UCHIMURA(内村語)(シャウトデザインワークス)、古代彩乃(エインシャント)、市川幹人 (MNM)
システム・デザイン:TALK UCHIMURA(内村語)(シャウトデザインワークス)
メイン・プログラム:河野明敏
メイン・エネミー・プログラム:高橋幸生(エインシャント)
エネミー&デモプログラム:さとうたつや (HIC)、DJINNI (HIC)、やきたのりたか (HIC)
音楽:古代祐三、川島基宏
効果音:古代祐三
サウンド・ドライバー:丸山武志 (MNM)
プロジェクト・マネージメント:WANTA
オブジェクト・デザイン:古代彩乃(エインシャント)、有賀ヒトシ、斉藤智晴、ANYTHING、POCHI
メイン・デザイン:古代彩乃(エインシャント)
背景デザイン:うつのみやこうじ(シャウトデザインワークス)、おだつるぎ(シャウトデザインワークス)、今井秋芳(シャウトデザインワークス)、いちかわこうへい、中井覚、小林功一郎、清宮敦嗣、古代彩乃(エインシャント)
スペシャル・サンクス:Team Streets of Rage、Zozo、Todo、Y. K. K.、HASSY(長谷川勝弘)、Kyoten
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